はじめに
2026年度の共通テスト英語リーディングは、80分・100点・6,000語超の処理を求める超ボリューム試験です。「単語は分かるのに時間が足りない」という受験生は毎年あとを絶ちません。
本記事では、英語指導現場の視点から、80分を無駄なく使う時間配分と、速読の具体的なテクニックを整理します。
結論:8大問・各10分前後・先読み必須
リーディングは大問1〜大問8の8題構成。文法単独問題は廃止され、すべて読解形式です。
推奨時間配分
| 大問 | 内容 | 推奨時間 |
|---|---|---|
| 第1問 | 短文・チラシ等 | 6分 |
| 第2問 | グラフ・表 | 8分 |
| 第3問 | メール・会話文 | 10分 |
| 第4問 | 説明文 | 10分 |
| 第5問 | 物語・伝記 | 12分 |
| 第6問 | 論説文 | 12分 |
| 第7問 | 論説文(長) | 12分 |
| 第8問 | 論説文・複数資料 | 8分 |
| 見直し | - | 2分 |
合計80分。1大問あたり10分前後を基本ペースとして体に染み込ませることが第一目標です。
速読戦略1:設問先読み
英語の長文は「何を聞かれるか分かっている」状態で読むのと、ゼロから読むのとで処理速度が2倍以上違います。
手順
これだけで読解時間が大幅短縮されます。
速読戦略2:論理マーカー追跡
長文の論理展開は、以下のマーカーで切り替わります。これらが見えると流れが掴めます。
- 逆接:however, but, although, nevertheless
- 追加:furthermore, moreover, in addition
- 理由:because, since, as, due to
- 結果:therefore, as a result, consequently
- 例示:for example, for instance, such as
- 対比:on the other hand, in contrast, while
設問は逆接の後ろに答えがあることが圧倒的に多いので、ここを意識的に追跡します。
速読戦略3:パラグラフリーディング
英語の論説文は「1段落1主張」が原則。各段落の最初の1〜2文に主張があり、残りは具体例や補足です。
実践
- 各段落の冒頭2文を精読
- 残りはスキミング(流し読み)
- 設問が来たら該当段落をピンポイント精読
これで500語の長文も8〜10分で処理できます。
設問パターン別の解き方
パターン1:内容一致問題
- 設問の選択肢を本文と照合
- 言い換え(パラフレーズ)に注意
- 「言い過ぎ」(always, never, all, none)選択肢は罠が多い
パターン2:内容不一致問題
- 「書かれていない」選択肢を選ぶ
- 一見正しそうでも本文に記載がない選択肢が正解
- 消去法で攻略
パターン3:図表問題
- 本文ではなく図表内の数字・割合を読み取る
- 図表のタイトル・凡例・軸を最初に確認
パターン4:複数資料統合問題
- 資料Aと資料Bを照合して答える
- 共通点・相違点を整理してから設問へ
過去問演習の進め方
- 80分通し演習を週1回
- 大問別演習を平日に1日1問
- 解説を読むときは間違えた問題の根拠を本文中に印
- 同じ過去問を2周する(1周目で誤答→2周目で根拠特定)
まとめ
- 時間配分は8大問・各10分前後
- 速読は「設問先読み・論理マーカー追跡・パラグラフリーディング」の3本柱
- 設問パターン別の解き方を体得する
- 過去問は80分通し演習で耐久力をつける
- 言い過ぎ選択肢・複数資料は罠が多い
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