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英検対策(更新: )

英検2級の二次試験(面接)対策|流れ・質問例・使える表現

英検2級の二次試験は約7分の個人面接で、音読と4つの質問(パッセージ・3コマイラスト・意見2問)に答えます。当日の流れ、公式の評価観点、自作の問題カードと解答例、一次試験後から本番までの練習計画を解説します。

英検2級の二次試験(面接)対策|流れ・質問例・使える表現

はじめに

英検2級の二次試験(面接)は、一次試験に合格した人だけが進む最終関門です。「英語で話すのは緊張する」「何をどこまで答えれば点になるのか分からない」という不安から、実力を出し切れない受験者も少なくありません。

面接は、流れと答え方の型を知って練習しておけば、準備した分だけ安定しやすい試験です。この記事では、当日の流れ、公式の評価観点、各質問の答え方、自作の問題カードを使った解答例、一次試験後から本番までの練習計画を解説します。記事中の英文と問題はすべてこの記事のために作成したもので、本番の問題ではありません。

英検2級の面接はどんな試験?時間と問題構成

結論として、英検2級の二次試験は面接委員1人との約7分の個人面接で、音読1つと質問4つ(No.1〜No.4)に答えます。 問題カードには60語程度のパッセージと3コマのイラストが印刷されています。

課題内容ポイント
黙読(20秒)パッセージを黙って読む話の流れと難しい単語の読み方を確認
音読60語程度のパッセージを英語のタイトルから読む意味のまとまりで区切る
No.1音読したパッセージの内容についての質問カードを見て答えてよい
No.23コマのイラストの展開を説明する(考える時間20秒)言い出し部分はカードに印刷
No.3カードのトピックに関連した事象・意見について自分の意見を述べるここからカードを裏返す
No.4日常生活の一般的な事柄について自分の意見を述べるトピックに直接関連しない内容も含む

合否は英検CSEスコアで判定され、2級二次の合格基準は460点(スピーキング650点満点)です。素点で「何点取れば合格」とは言えないため、どの課題も取りこぼさない準備が大切です。

当日の流れは?入室から退室まで

面接はすべて英語で進み、試験中のメモ・撮影・録音は禁止されています。 公式が示している流れは次のとおりです。

  1. 係員の指示で面接室に入る
  2. 面接委員に「面接カード」を手渡す
  3. 指示に従って着席する
  4. 氏名と受験級の確認、簡単な挨拶
  5. 問題カードを受け取る
  6. パッセージを20秒黙読する
  7. パッセージを英語のタイトルから音読する
  8. No.1の質問に答える
  9. No.2の考慮時間(20秒)のあと、イラストの展開を説明する
  10. 問題カードを裏返すよう指示される
  11. No.3・No.4の質問に答える
  12. 問題カードを面接委員に返して退室する

入室時の「May I come in?」、着席時の「Thank you.」、挨拶への「I'm fine, thank you.」など、最初のやり取りも英語です。慌てずに済むよう、決まり文句は声に出して練習しておきましょう。

面接の評価観点は?公式が示すポイント

公式の試験内容では、面接は「応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度」などの観点で評価されるとされています。 正しい英語だけでなく、聞き取りやすい声で、相手に伝えようとする姿勢も評価の対象です。

聞き返しは減点される?

公式の説明では、質問が聞き取れなかった場合などに自然な流れの中で行われた聞き返しは減点の対象にならない一方、不自然な聞き返しや、くり返しの聞き返しは減点の対象になります。また、答えの途中で口ごもって応答が滞ると、次の質問に進むことがあるとされています。

  • 聞き取れなかったときは「Could you say that again, please?」と1回聞き返す
  • 考える時間がほしいときは「Let me see.」「Well,」でつなぎ、沈黙を長くしない
  • 何度も聞き返すことに頼らず、質問を聞き取る練習をしておく

音読のコツは?

音読は、速さよりも「意味のまとまりで区切り、はっきり読む」ことを優先します。 20秒の黙読では、知らない単語の読み方の見当をつけ、どこで区切るかを決めておきます。

  • 主語が長いときは動詞の前、カンマやピリオドの後で軽く区切る
  • 固有名詞や難しい単語で止まっても、読み直さずに先へ進む
  • タイトルから読み始めることを忘れない
  • 声の大きさは「面接委員に届く」を基準にする

No.1:パッセージについての質問の答え方

No.1は、パッセージ中の「by doing so」「in this way」などが何を指すかを答える形式がよく出ます。 答えの根拠は、その表現の直前の文にあることが多くあります。

答え方の基本は次の3つです。

  • How ~? と聞かれたら By ~ing. の形で答える(公式サンプルの解答例もこの形です)
  • Why ~? と聞かれたら Because 主語+動詞 ~. の形で答える
  • 「by doing so」などの指示表現を答えにそのまま入れず、指している内容に置き換える。本文の名詞を代名詞(they など)に変えると自然になる

No.2:3コマイラストの説明の答え方

No.2は、カードに印刷された言い出しの文から始め、3コマそれぞれについて2文程度、過去形で話すのが基本です。 2級のイラストは3コマで、2コマ目・3コマ目の上には時間の経過を表す語句(That evening, / The next week, など)が書かれているので、それを使って話し始めます。

コマ話す内容使える形
1コマ目言い出しの文+吹き出しのセリフ人物 said to ~, "~."
2コマ目時間の語句+人物の動作人物 was ~ing. / 人物 was going to ~.
3コマ目時間の語句+動作と考え人物 was thinking that ~. / 人物 was surprised to see ~.
  • 1コマに描かれている人物それぞれの動作を1文ずつ言うと、情報量が足りやすい
  • 吹き出しのセリフは直接話法(said, "~.")、考えは was thinking that ~ で表す
  • 20秒の考慮時間は、各コマの最初の1文を決めることに使う

No.3・No.4:意見を述べる質問の答え方

No.3・No.4は、立場を先に言い、理由を2文程度で補う「結論→理由→補足」の型で答えます。 公式サンプルでは、No.3は「Some people say that ~. What do you think about that?」、No.4は「Do you think ~?」と聞かれ、Yes/Noのあとに「Why?」「Why not?」と続く形です。

No.3:I agree. / I disagree.
      理由(1文)+具体的な説明や例(1文)

No.4:Yes. / No.
      Why? と聞かれたら、理由(1文)+説明(1文)
  • 最初に立場を短く言い切る(I agree. / Yes. など)
  • 理由は「一般的に多くの人に当てはまること」を選ぶと話しやすい
  • 本心と違っても、理由を言いやすい立場を選んでかまわない
  • 1文だけで終わらせず、2〜3文で答える

自作の問題カードで練習しよう

以下は、この記事のために作った練習用の問題カードと解答例です。

パッセージ(自作・58語):Learning Through Online Videos

Today, many people use online videos to learn new skills, such as cooking
or playing musical instruments. Some video creators explain things slowly
and clearly. Many learners watch such videos again and again, and by doing
so, they can practice at their own pace. However, some people say that it
is also important to learn directly from teachers.

No.1(自作):According to the passage, how can many learners practice at their own pace?

解答例:By watching videos that explain things slowly and clearly again and again.

No.2(自作):イラストの内容は次のとおりとします。

  • 言い出しの文:One day, Kenta and his mother were talking in the kitchen.
  • 1コマ目:ケンタが「カレーの作り方を覚えたい」と言い、母親がタブレットの料理動画を見せている
  • 2コマ目(That evening):ケンタがタブレットの動画を見ながら野菜を切っている
  • 3コマ目(The next weekend):ケンタが家族にカレーを出し、父親が「毎週末作ってほしい」と考えている

解答例

One day, Kenta and his mother were talking in the kitchen. Kenta said to
his mother, "I want to learn how to cook curry." His mother showed him a
cooking video on her tablet. That evening, Kenta was watching the video.
He was cutting vegetables while he watched it. The next weekend, Kenta was
serving curry to his family. His father was thinking that he wanted Kenta
to cook every weekend.

No.3(自作):Some people say that people will learn more skills online than at schools in the future. What do you think about that?

解答例(I agree.):I agree. Online lessons are cheaper than going to school. Also, people can study anytime, even if they are busy with work.

解答例(I disagree.):I disagree. Many skills are difficult to learn without a teacher. For example, students can get advice on their mistakes directly at school.

No.4(自作):Today, many families have pets. Do you think it is good for children to take care of pets?

解答例(Yes. → Why?):Taking care of pets teaches children responsibility. They learn that they have to feed and walk their pets every day.

解答例(No. → Why not?):Pets need a lot of care. Children are often too busy with school and club activities to look after them.

使える表現リスト

場面表現
聞き返しCould you say that again, please?
考える間Let me see. / Well,
意見I agree. / I disagree. / I think (that) ~.
理由This is because ~. / One reason is that ~.
例For example, ~.
追加Also, ~. / In addition, ~.
イラスト人物 was ~ing. / 人物 was thinking that ~. / 人物 said to ~, "~."

よくある失敗パターン

失敗対策
声が小さく、音読も回答も聞き取りにくい面接委員に届く声を基準に練習する
No.1で「By doing so」の中身を答えず、そのまま読む直前の文の内容に置き換える
No.2で言い出しの文や時間の語句を使わないカードの言い出しから始め、各コマの語句で区切る
No.2で現在形と過去形が混ざる全体を過去形で統一する
No.3・No.4で1文だけ答えて止まる理由+説明の2文をセットで言う
何度も聞き返す聞き返しは自然に1回まで。普段から質問の聞き取りを練習

いつから練習する?一次試験後から本番までの計画

面接の練習は、一次試験の翌日から始めるのがおすすめです。 例えば2026年度第2回(本会場)は、一次試験が10月4日、一次のウェブ合否公開が10月26日、二次試験がA日程11月8日・B日程11月15日です。合否発表を待ってから準備を始めると、本番まで2〜3週間しかありません。A日程・B日程のどちらになるかは、申込方法や年齢によって指定されます。

時期やること
一次試験の翌週当日の流れと4つの質問の型を覚える。音読を毎日5分
2〜3週目問題カードを使ってNo.1〜No.4を声に出して答える。録音して聞き直す
4週目以降時間を計った模擬面接。入室から退室まで通して練習
前日決まり文句と型の確認だけにして、早めに休む

練習では、公式サイトの2級サンプル問題や「バーチャル二次試験」(入室から退室までの流れを解説するアニメーション)も活用できます。問題カードをたくさん集めるより、同じカードで何度も答え直し、型どおりに言えるまで繰り返すほうが本番で力を出しやすくなります。答えの英文を作る土台は単語と文法なので、一次試験の勉強で使った単語帳の復習も続けましょう。

二次試験で不合格だったら?

一次試験に合格して二次試験が不合格(または欠席)だった場合、一次試験免除を申請して二次試験から受けることができます。公式では、二次試験のウェブ合否公開の時点で申込受付中の検定から、翌年度の同じ回まで申請可能とされています。

まとめ

  • 英検2級二次試験は約7分・音読+No.1〜No.4。合格基準はCSE 460点(650点満点)
  • 評価は応答内容・発音・語い・文法・語法・情報量・意欲や態度など
  • 聞き返しは自然な流れなら減点されないが、不自然・くり返しは減点対象
  • No.1は By ~ing. / Because ~. で、指示表現の中身を答える
  • No.2は言い出しの文と時間の語句を使い、過去形で各コマ2文程度
  • No.3・No.4は立場→理由→説明の2〜3文
  • 練習は一次試験の翌日から。同じカードで答え直しを繰り返す

英検専科の指導について

英検専科は、英検に特化した完全1対1の個別指導塾です。英語の授業は、代表・長延映寛(代表・英語科主任)が設計した指導法のもとで、代表が育成した講師が担当します。代表による直接指導は指名オプション(1回あたり+2,200円・税込)でご利用いただけます。英検対策の講師陣は、英検1級をはじめ、英検準1級・TOEIC850点以上などの高難度の英語資格を持つ講師で構成しています。面接対策では、入室から退室までを本番どおりに行う模擬面接で練習し、答えが止まった箇所は「なぜその言い方になるのか」を文法から説明します。

授業外の質問・添削は、学習アプリ English LABO の AI 機能で受けられ、LINE・メールでも受け付けています(回数無制限・無料)。実績は、受講開始から3ヶ月以内に次の級を受験した受講生の合格率 95%超(受講開始から3ヶ月以内に受験した回で最終合格した人の割合。3級以上は同じ回の二次試験まで合格、4級・5級は一次試験の合格。開校以来の全受講生が対象・当教室調べ)です。合格を保証するものではありません。代表は、生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞しています。2級の対策内容は英検2級コースをご覧ください。

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出典・参考

この記事を書いた人

長延映寛(英検専科 代表・英語科主任)

生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞。 英検5級〜1級の完全1対1指導を行う英検専科の指導方法を設計しています。 使う教材を絞り込み、単語と文法を徹底して「わからない」をゼロにする指導が方針です。

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