はじめに
英検2級の二次試験(面接)は、一次試験合格者だけが進む最終関門です。「対面で英語を話す」というプレッシャーから、本来の力を出せずに不合格になる受験者を、指導現場で毎年見ています。
本記事では、英検2級面接の流れ・設問の解き方・本番で使える表現を、合格者が実際にやっていることに絞って体系化します。
結論:音読+4つの質問を順に攻略する
英検2級の面接は、入室から退室まで約7分間。課題は音読を含めて5つです。流れは以下の通りです。
英検の合否はCSEスコアで判定されるため、素点で「何点取れば合格」とは言い切れません。2級二次の合格基準は460点(スピーキング650点満点)です。
No.1:パッセージへの質問
パッセージ中に「this / these / so / by doing so / in this way」といった指示語があり、それが何を指すかを答える形式が中心です。
答え方の鉄則
- "Because" や "By doing so" でそのまま始めない。主語+動詞で文を作る
- 答えの根拠は指示語の直前の文にあることがほとんど
- パッセージから引用してOKだが、主語と動詞は必ず合わせる
例
質問:Why is this important?
正解例:It is important because (パッセージから引用+主語動詞調整).
No.2:3コマイラストの展開説明
パッセージの下にある3コマのイラストについて、その展開を説明します(2級は3コマ固定で、4コマではありません)。
進め方
- 20秒の考慮時間が与えられる
- カードに書かれた指定の書き出し(例:One day, Mr. and Mrs. Sato were talking about ~.)から、そのまま始める
- 2コマ目・3コマ目の冒頭には時間の経過を示す語句(That evening, / The next week, など)が示されているので、必ずそれを使って話し始める
- 各コマ2文程度、全体で5〜6文が目安
- 書き出しが過去形なので、全体を過去形で統一する
使えるフレーズ
- He was ~ing when ~.
- She said (to her husband), "~."
- He was thinking that ~.
- So they decided to ~.
登場人物のセリフや考えが吹き出しで描かれている場合は、`He said, "~."` / `She was thinking that ~.` の形で文に組み込みます。
No.3・No.4:受験者の意見
問題カードを裏返し、社会的・身近なトピックに対する意見を求められます。No.3はカードのトピックに関連した質問、No.4は日常生活の一般的な話題からの質問が中心です。
よくあるトピック
- 環境問題:Should people use more public transportation?
- 教育:Should schools have more PE classes?
- テクノロジー:Are smartphones useful for students?
答え方テンプレート
```
Yes, I think so. / No, I do not think so.
First, [理由1].
Also, [理由2 or 具体例].
```
2〜3文でまとめることを意識します。長く話す必要はありません。
使える定型表現15選
- I think (that) ~.
- The main reason is ~.
- For example, ~.
- In my opinion, ~.
- That is why ~.
- I agree (do not agree) with that idea.
- Could you say that again, please?(聞き返し)
- Let me see ...(考えるときの間つなぎ)
- Well, that is a good question.(間つなぎ)
- It is important to ~.
- Many people ~.
- One day, ~ / That evening, ~(イラスト説明の書き出し)
- He was ~ing when ~.
- So they decided to ~.
- She was thinking that ~.
聞き返しと間つなぎは積極的に使ってOK。沈黙より評価されます。
よくある減点パターン
- 緊張で声が小さい(音読・回答ともに減点)
- 答えに詰まると沈黙が長い(間つなぎ表現で乗り切る)
- 質問の意図を取り違えてYes/Noが逆
- イラスト説明で、カードに指定された書き出しや時間の表現を使わない
- 3コマのうち1コマの描写が抜ける(情報量不足)
まとめ
- 二次試験は約7分・音読+4問の5課題、合格基準はCSE 460点(650点満点)
- パッセージ質問は指示語の直前の文に根拠があることがほとんど
- イラストは3コマ固定。指定の書き出しと時間表現を使って過去形で5〜6文
- 意見問題は意見→理由→例の2〜3文構成
- 聞き返し・間つなぎは積極的に使う
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