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学習法・勉強法(更新: )

英検2級の学習スケジュール|試験日から逆算する3か月・6か月・1年の計画

英検2級に必要な勉強時間は、今の英語力によって大きく変わります。現状の診断方法、試験日からの逆算の仕方、3か月・6か月・1年の週ごとの学習配分、教材の絞り方、よくある失敗まで具体的に解説します。

英検2級の学習スケジュール|試験日から逆算する3か月・6か月・1年の計画

はじめに

「英検2級に合格するには、どのくらい勉強すればいいですか?」は、生徒・保護者から特によくいただく質問です。

先にお伝えすると、英検2級の勉強時間に公式の目安はありません。準2級に合格したばかりの人と、中学英語に不安がある人とでは、必要な時間がまったく違うからです。大切なのは、平均的な時間を知ることよりも、自分の現状を測り、試験日から逆算して毎週の量を決めることです。

この記事では、現状の診断方法、2026年度の試験日程を使った逆算の仕方、残り期間別のスケジュール、教材の絞り方、よくある失敗までを具体的に解説します。

この記事では、試験日から逆算した学習スケジュールの立て方に絞って解説します。技能ごとの対策や教材の使い方など、2級の勉強法の全体像は英検2級の勉強法をご覧ください。

英検2級の勉強時間はどれくらい必要?

結論として、英検2級の勉強時間は現状によって大きく変わるため、まず過去問で今の位置を測り、そこから必要な時間を見積もるのがおすすめです。 英検2級は公式に「高校卒業程度」とされる級で、一次試験はリーディング・ライティング(85分)とリスニング(約25分)、二次試験は約7分の面接です。

「何時間やれば合格できる」という決まった数字はないため、この記事では時間数を決め打ちしません。現状によって、最初に重点を置くことと、確保したい準備期間の考え方は次のように変わります。

現状最初に重点を置くこと準備期間の考え方
準2級に余裕を持って合格している2級の単語、ライティングの型短めの期間でも計画を立てやすい
準2級レベルだが長文が苦手単語と文法、長文の精読土台の補強を含めて、余裕のある期間を取る
中学英語の文法に不安がある中学〜高校1年の文法の総復習文法の総復習から始めるため、長めの期間を取る

必要な時間は、次の章の診断で技能ごとの正答率と、弱い技能がいくつあるかを見て見積もります(自己採点の正答率からCSEスコアを計算することはできないため、正答率は目安として使います)。弱い技能が多いほど長い準備期間を取り、途中の過去問で進み具合を確かめながら調整するのが現実的です。

まずは現状を診断しよう

計画を立てる前に、公式サイトで公開されている過去問を1回分、本番どおりの時間で解いてみてください。 日本英語検定協会のサイトでは、2級の過去1年分(3回分)の問題冊子・リスニング原稿・音源・解答が公開されています。

  1. リーディング・ライティング85分、リスニング約25分を時間どおりに解く
  2. リーディングとリスニングの正答率を出す
  3. ライティングは、要約と英作文を書き切れたか、語数を満たしたかを確認する
  4. 結果を次の表に当てはめ、優先順位を決める
診断結果考えられる原因優先すること
大問1(語句空所補充)の正答率が低い単語・熟語の不足単語帳1冊を徹底
長文で時間が足りない精読力・語彙不足文法の復習と長文の音読
リスニングが6割に届かない語彙・音の処理音声付きの単語学習とシャドーイング
ライティングが書けない型がない・文法ミス型の暗記と週2本の添削

協会は、2016年度第1回で2級以下の各級では「各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格」したと説明しています。合否はCSEスコアで判定されるため正答率だけでは決まりませんが、各技能6割を最初の目標ラインにすると計画が立てやすくなります。

試験日から逆算する:2026年度の日程

スケジュールは、受ける回の一次試験日と申込締切から逆算して作ります。 2026年度の本会場(個人申込)の日程は次のとおりです。

回個人申込の受付期間一次試験二次試験(A日程/B日程)
第1回3月23日〜5月7日5月31日(日)7月5日/7月12日
第2回6月30日〜9月7日10月4日(日)11月8日/11月15日
第3回10月30日〜12月14日2027年1月24日(日)2027年2月28日/3月7日

例えば今から第3回を目指す場合、一次試験まではおよそ4か月あります。二次試験のA日程・B日程は、申込方法や年齢によって指定されます。学校などの団体で申し込む場合は日程が異なるため、公式サイトで確認しておきましょう。

従来型の日程が合わない場合は、コンピューターで受験する英検S-CBTという選択肢もあります。原則として毎週土日に実施され、実施級は準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級で、同じ回次(第1回/第2回/第3回)に同じ級を3回まで受験できます。

残り3か月の短期スケジュール

3か月で準備する場合の、時間の割り振り方の一例として、週15時間前後(1日2.5時間×週6日)の配分を示します。 この時間を確保すれば合格できるという意味ではなく、技能ごとの配分の考え方を示すための例です。準2級に余裕を持って合格している人を想定した密度の高い例なので、この量が難しい場合や、診断で弱い技能が多かった場合は、無理に詰め込むより受験回を1回後ろにずらすほうが、結果的に早く合格できることもあります。

週ごとの配分(週15時間)

分野週あたり内容
単語・熟語3時間毎日30分。単語帳1冊を繰り返す
文法・長文4時間文法の復習と長文1題の精読
リスニング3.5時間過去問音声の復習とシャドーイング
ライティング3.5時間要約1本・英作文1本を書き、添削後に書き直す
二次試験対策1時間最終月から開始。音読と質問の型の練習

月ごとの進め方

月目標
1か月目単語帳を1周。文法の弱点を洗い出し、ライティングの型を覚える
2か月目単語帳2周目。長文とリスニングを毎日。ライティングは週2本
3か月目公式過去問3回分を本番どおりに解き、間違えた問題を解き直す

残り6か月の標準スケジュール

6か月ある場合の割り振り方の一例として、1日1.5時間×週6日(週9時間)の配分を示します。 期間に余裕があるぶん、基礎固めに時間をかけられます。3か月の例と同じく、途中の過去問の正答率を見て量を増減してください。 多くの中高生にとって、部活や定期テストと両立しやすいペースです。

期間重点週9時間の内訳の例
1〜2か月目単語と文法の土台単語3時間・文法4時間・リスニング2時間
3〜4か月目長文とリスニングの演習単語2時間・長文3時間・リスニング3時間・ライティング1時間
5か月目ライティングの集中対策単語2時間・長文2時間・リスニング2時間・ライティング3時間
6か月目過去問演習と二次対策過去問5時間・ライティング2時間・面接2時間

残り1年の余裕スケジュール

1年ある場合は、1日1時間弱のペースから始め、途中の過去問で進み具合を確かめながら量を調整できます。 中学生や、英語に苦手意識がある高校生に向いています。

  • 前半6か月:単語・文法の土台づくり。準2級の内容に抜けがあれば、そこから埋める
  • 後半6か月:長文・リスニング・ライティングの演習と過去問、最後に面接練習

時間に余裕があるぶん、途中で準2級プラス(2025年度に新設された、準2級と2級の間の級)を受けて力試しをする方法もあります。

平日と休日の1日の例

毎日の勉強は「単語は毎日少しずつ、演習はまとまった時間で」が基本です。 中高生の平日と休日の例を示します。

時間帯平日(約1.5時間)休日(約3時間)
朝・通学単語15分(音声を聞きながら)単語30分
帰宅後文法または長文30分過去問のリーディング50分+復習30分
夜リスニング20分+単語の確認15分ライティング1本40分+リスニング30分

教材を絞る:使うのはこの4つだけ

英検2級の対策で使う教材は、次の4つに絞るのがおすすめです。 何冊も手を広げるより、同じ教材をくり返すほうが、間違えた問題を解き直しやすく、学習の抜けも見つけやすくなります。

  1. 2級の単語帳1冊(音声付きのもの)
  2. 高校基礎レベルの文法問題集1冊
  3. 2級の問題集または過去問集1冊
  4. 公式サイトの過去問(過去1年・3回分)

大切なのは「1冊を何周したか」ではなく、「その1冊の中にわからない問題が1つも残っていないか」です。単語の覚え方や文法の固め方は英検の単語・文法の勉強法で詳しく紹介しています。

分野別の進め方と優先順位

単語(最優先)

  • 毎日同じ時間に、音声を聞きながら覚える
  • 1回で覚えようとせず、短い間隔で何度も繰り返す
  • 大問1で間違えた単語は、その日のうちに単語帳で確認する

文法・長文

  • 長文が読めない原因は、単語か文法のどちらかにあることが多い
  • 1日1題を時間を計って解き、解説を読んで全文の構造が説明できるまで復習する

リスニング

  • 過去問の音声を「解く→スクリプト確認→シャドーイング」で使い切る
  • 迷った問題は「どの単語が聞き取れなかったか」まで確認する

ライティング

二次試験の準備も計画に入れる

一次試験から二次試験までは約5〜6週間しかないため、二次の準備は一次試験の翌日から始めます。 2026年度第2回なら、一次試験が10月4日、一次のウェブ合否公開が10月26日、二次試験が11月8日(A日程)または11月15日(B日程)です。合否を待ってから始めると、練習期間は2〜3週間になってしまいます。面接の流れと答え方は英検2級二次試験(面接)の対策で解説しています。

よくある失敗パターン

失敗なぜ起きるか対策
単語帳を仕上げてから演習しようとして、過去問が間に合わない単語だけで時間を使い切る単語は毎日30分と決め、演習と並行する
長文ばかりで、ライティング・面接が手薄得意なことに時間が偏る週の配分表を作り、毎週見直す
直前1か月で初めて過去問を解き、時間配分に失敗形式に慣れていない最初の診断で1回、最終月に2回解く
添削なしで書き続け、同じミスが固定される自分では誤りに気づけない書いたら第三者に見てもらうことが大切
問題集を何冊も買い、どれも中途半端新しい教材の方が効きそうに見える4つの教材に絞って使い切る

まとめ

  • 英検2級の勉強時間に公式の目安はない。まず公式過去問1回分で現状を診断する
  • 必要な時間は現状で大きく変わるため、時間数を決め打ちせず、診断で技能ごとの正答率と弱い技能の数を見て準備期間を決め、途中の過去問で調整する
  • 試験日と申込締切から逆算して週ごとの量を決める(記事の週15時間・週9時間は、技能ごとの割り振り方を示す一例で、合格に必要な時間の目安ではない)
  • 教材は単語帳・文法問題集・問題集・公式過去問の4つに絞って使い切る
  • 二次試験の準備は一次試験の翌日から
  • 時間が足りなければ、受験回をずらす・S-CBTを使うなど計画を柔軟に

英検専科の指導について

英検専科は、英検に特化した完全1対1の個別指導塾です。英語の授業は、代表・長延映寛(代表・英語科主任)が設計した指導法のもとで、代表が育成した講師が担当します。代表による直接指導は指名オプション(1回あたり+2,200円・税込)でご利用いただけます。英検対策の講師陣は、英検1級をはじめ、英検準1級・TOEIC850点以上などの高難度の英語資格を持つ講師で構成しています。2級の指導では、最初に現状を診断し、受験する回から逆算して一人ひとりの学習計画を作ります。

授業外の質問・添削は、学習アプリ English LABO の AI 機能で受けられ、LINE・メールでも受け付けています(回数無制限・無料)。実績は、受講開始から3ヶ月以内に次の級を受験した受講生の合格率 95%超(受講開始から3ヶ月以内に受験した回で最終合格した人の割合。3級以上は同じ回の二次試験まで合格、4級・5級は一次試験の合格。開校以来の全受講生が対象・当教室調べ)です。合格を保証するものではありません。代表は、生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞しています。2級の対策内容は英検2級コースをご覧ください。

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出典・参考

この記事を書いた人

長延映寛(英検専科 代表・英語科主任)

生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞。 英検5級〜1級の完全1対1指導を行う英検専科の指導方法を設計しています。 使う教材を絞り込み、単語と文法を徹底して「わからない」をゼロにする指導が方針です。

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