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英検対策(更新: )

英検2級ライティング対策|採点基準・要約問題・意見論述の書き方

英検2級ライティングは英文要約(45〜55語)と英作文(80〜100語が目安)の2題。公式の採点観点、両問題の書き方の手順、自作の解答例、よくある減点と練習計画まで、はじめて対策する人にも分かるようにまとめました。

英検2級ライティング対策|採点基準・要約問題・意見論述の書き方

はじめに

英検2級の一次試験で、多くの受験者が「何をどこまで書けば点になるのか分からない」と悩むのがライティングです。問題数はわずか2題ですが、英検CSEスコアではリーディング・リスニング・ライティングの各技能に同じ満点(2級は各650点)が配分されているため、ライティングの出来は合否に大きく影響します。

この記事では、英検2級ライティングの形式、公式が示している採点の観点、英文要約と英作文それぞれの書き方の手順、よくある減点、そして「いつから・どれくらい」練習すればよいかまでを具体的に解説します。記事中の英文の問題と解答例は、すべてこの記事のために作成したオリジナルです(本番の問題ではありません)。

英検2級ライティングはどんな問題?形式と語数

結論から言うと、英検2級のライティングは「英文要約」と「英作文(意見論述)」の2題で、リーディングと合わせて85分の中で解きます。 監督者からライティング開始の合図はないため、時間配分は自分で管理します。

項目英文要約英作文(意見論述)
内容説明文などを読み、内容を英語で要約するTOPICについて意見と理由2つを書く
語数45〜55語(語数範囲が指定されている)80〜100語(語数の目安)
試験時間リーディングと合わせて85分同左
参考情報3段落程度の英文POINTS(理由の観点の例)が3つ示される

2024年度のリニューアルで英文要約が加わり、ライティングは1題から2題になりました。さらに2025年度第1回から、要約の語数は「目安は45語〜55語」という表記から「45〜55語の英語で要約し」という明確な指定に変わっています。英作文のほうは、現在も「語数の目安は80語〜100語」という表記です。

英検2級ライティングの採点基準は?公式の4観点

英作文は「内容・構成・語彙・文法」の4観点で採点されます。 日本英語検定協会は、1級・準1級・2級の英作文について、各観点を次のように説明しています。

観点公式の説明(要旨)具体的に見られること
内容課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているか問いに答えているか、理由に具体的な説明があるか
構成英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか接続表現で流れが示されているか、矛盾がないか
語彙課題に相応しい語彙を正しく使えているか同じ語の繰り返しが多くないか、つづりや意味の誤り
文法文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか同じ形の文ばかりでないか、時制・三単現など

同じ公式ページでは、次のような注意点も挙げられています。

  • TOPICの問いに答えていない、または関係のないことを書いた場合は、すべての観点で0点になることがある
  • 日本語などの英語以外の単語を説明なしで使うと減点対象になる
  • 意見と矛盾する理由を書くと、その理由は意見を支える理由として数えられない
  • 理由に具体的な説明や補足がないと、説得力が弱いと判断される

要約問題についても、問題冊子に「解答が英文の要約になっていないと判断された場合は、0点と採点されることがあります」と明記されています。

何点取れば合格?素点では決まらない

英検の合否はCSEスコアで判定され、スコアは統計的手法で算出されるため、「ライティングで何点取れば合格」とは言えません。2級一次の合格基準は1520点(3技能合計・各技能650点満点)です。協会は目安として、2016年度第1回では2級以下の各級で「各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格」したと説明しています。ライティングだけ極端に低いと、他の技能で取り返すのは難しくなります。スコアの仕組みは英検CSEスコアの見方でも詳しく解説しています。

英文要約の書き方は?5つのステップ

要約は「各段落の要点を拾い、自分の言葉でつなぎ、語数内に収める」問題です。 自分の意見や感想は入れません。

  1. 全体のテーマをつかむ:第1段落で「何についての文章か」を確認する
  2. 段落ごとに要点を1つ選ぶ:第2段落は利点、第3段落は欠点、のように役割を押さえる
  3. 具体例を削る:「例えば〜」の部分や細かい数字は要約に入れないのが基本
  4. 言い換えてまとめる:本文を抜き出すと語数を超えるときは、まとめた表現に言い換える
  5. つなぎ言葉で流れを示し、語数を数える:However / Also / As a result などで段落どうしの関係を示す

協会が準2級プラス向けに公開している要約のポイント解説でも、「英文の接続語句に沿ってまとめる」「要約には自分の意見を含めない」「本文を抜き出すと語数が指定範囲を超えるときは自分の表現で言い換える」ことが示されています。

自作の例題で練習してみよう

以下はこの記事のために作った練習用の英文です。

Many towns in Japan are now holding their festivals online. People can
watch music and dance performances on their computers or smartphones.

There are some advantages to online festivals. First, people who live far
away can join them without paying for travel. Also, organizers can save
money because they do not need a large place or many staff members.

However, online festivals also have some weak points. Visitors cannot
enjoy local food or talk with other people face to face. Moreover, some
local shops lose customers because fewer people visit the town.

解答例(自作・52語)

More towns are holding festivals online. This has benefits because people
living far away can take part without travel costs, and organizers can
reduce their expenses. On the other hand, visitors miss chances to eat
local food and meet others in person, and local stores may earn less
because fewer tourists come.

ポイントは、「join them without paying for travel」を「take part without travel costs」、「save money」を「reduce their expenses」のように言い換えていること、そして利点と欠点を On the other hand でつないでいることです。

要約でよくある失敗

  • 第1段落の導入だけを長く書き、欠点の段落が入らない
  • 「I think online festivals are good.」のように自分の意見を加えてしまう
  • 具体例(音楽やダンスなど)を全部書き、語数が足りなくなる
  • 語数を数えずに提出し、45〜55語の範囲から外れる

英作文(意見論述)の書き方は?王道の構成

英作文は「意見→理由1+説明→理由2+説明→結論」の型で書くと、4観点すべてを満たしやすくなります。 公式が「理由に対する具体的な説明や補足がない」ことを減点例に挙げている点が特に重要です。理由は「一言で終わらせず、1文足す」と覚えてください。

段落の役割使える書き出し目安の語数
意見I think (that) ~. / I do not think (that) ~.10〜15語
理由1+説明First, ~. For example, ~.30〜35語
理由2+説明Second, ~. This means that ~.30〜35語
結論For these reasons, I think ~.10〜15語

POINTSはどう使う?

TOPICの下には、理由を考えるヒントとしてPOINTSが3つ示されます。公式の指示文には「これら以外の観点から理由を書いてもかまいません」とありますが、迷ったらPOINTSから2つ選ぶと、早く書き始められ、論点もずれにくくなります。

自作の例題と解答例

TOPIC(自作):Some people say that high school students should do volunteer work. Do you think this is a good idea?

POINTS(自作):Experience / Community / Time

解答例(自作・93語)

I think it is a good idea for high school students to do volunteer work.
First, students can gain experiences that they cannot get at school. For
example, by helping elderly people at a care facility, they can learn how
to communicate with people of different ages. Second, volunteer work helps
local communities. Many towns do not have enough people to clean parks or
support local events, so students can play an important role there. For
these reasons, I believe it is a good idea for high school students to do
volunteer work.

理由ごとに「For example」「so」で説明を足していること、最初と最後で意見が一致していることを確認してください。

使える表現リスト

目的表現
意見を述べるI think that ~. / In my opinion, ~.
理由を並べるFirst, ~. Second, ~. / Also, ~.
具体例を出すFor example, ~. / For instance, ~.
結果を述べるAs a result, ~. / This means that ~.
まとめるFor these reasons, ~. / Therefore, ~.

ライティングの時間配分は?

おすすめは、85分のうちライティングに35分前後を確保し、リーディングを先に48分以内で終える配分です。 次は一例なので、過去問で自分に合う配分を調整してください。

順番パート時間の目安
1リーディング(31問)45〜48分
2英作文18〜20分
3英文要約13〜15分
4見直し(語数・つづり・三単現)2分
合計78〜85分(試験時間85分に収まる)

英作文を先にするのは、型が決まっていて書き始めやすいからです。要約が苦手な人は逆の順番でもかまいません。大切なのは「リーディングで時間を使い切って、ライティングが白紙」という事態を避けることです。リーディングの配分は英検リーディングの時間配分も参考にしてください。

よくある減点と対策

よくあるミスなぜ減点されるか対策
理由を1文で終える内容の観点で説得力不足理由のあとに For example などで1文足す
意見と逆の内容が混ざる構成の観点で一貫性がないYesなら賛成の理由だけを書く
三単現のs、時制のずれ文法の観点で減点見直しで動詞だけを確認する
同じ単語の繰り返し語彙の観点で多様性不足important → essential など言い換えを準備
要約に意見を入れる要約になっていない本文にあることだけを書く

答案で目立つ文法ミスには、三単現・時制・複数形など、中学で学ぶ基本事項が少なくありません。単語を正しいつづりで書けること、時制や三単現を迷わず使えることが、ライティングの点を安定させる土台になります。

ライティング対策はいつから?どれくらい練習する?

目安として、試験の2〜3か月前から週2本(要約1本・英作文1本)を書き、添削を受けて書き直すサイクルを回すのがおすすめです。 書きっぱなしでは同じミスが固定されます。

  1. 最初の2週間:表現リストと型を覚え、例文を書き写す
  2. 3週目以降:週2本を時間を計って書く
  3. 添削後:指摘された箇所を直して、同じ答案をもう一度清書する
  4. 直前1か月:公式サイトで公開されている過去問(過去1年・3回分)を本番通りの時間で解く

このとき、問題集を何冊も買い足す必要はありません。公式の過去問と、手元の問題集1冊を「書き直して仕上がるまで」繰り返すほうが、表現が自分のものとして定着しやすくなります。 試験までの全体の計画は英検2級の勉強時間とスケジュールで紹介しています。

提出前チェックリスト

  • 要約は45〜55語の範囲に入っているか
  • 要約に自分の意見や感想が入っていないか
  • 英作文はTOPICの問いに正面から答えているか
  • 理由は2つあり、それぞれに説明や例が付いているか
  • 意見と結論の内容が一致しているか
  • 三単現のs、時制、複数形、冠詞を確認したか
  • 解答は解答欄の中に書いたか(欄外は採点されません)

まとめ

  • 英検2級ライティングは英文要約(45〜55語の指定)と英作文(80〜100語が目安)の2題
  • 英作文は内容・構成・語彙・文法の4観点。問いに答えていないと0点になることがある
  • 要約は「要点を拾う→具体例を削る→言い換える→つなぐ→語数確認」
  • 英作文は「意見→理由+説明→理由+説明→結論」。理由には説明を1文足す
  • 85分のうちライティングに35分前後を確保できる配分を過去問で固める
  • 教材を絞り、添削→書き直しをくり返して、同じ減点を減らしていく

英検専科の指導について

英検専科は、英検に特化した完全1対1の個別指導塾です。英語の授業は、代表・長延映寛(代表・英語科主任)が設計した指導法のもとで、代表が育成した講師が担当します。代表による直接指導は指名オプション(1回あたり+2,200円・税込)でご利用いただけます。英検対策の講師陣は、英検1級をはじめ、英検準1級・TOEIC850点以上などの高難度の英語資格を持つ講師で構成しています。ライティングでは答案を講師が添削し、「なぜその表現では減点されるのか」を理由まで説明します。

授業外の質問・添削は、学習アプリ English LABO の AI 機能で受けられ、LINE・メールでも受け付けています(回数無制限・無料)。実績は、受講開始から3ヶ月以内に次の級を受験した受講生の合格率 95%超(受講開始から3ヶ月以内に受験した回で最終合格した人の割合。3級以上は同じ回の二次試験まで合格、4級・5級は一次試験の合格。開校以来の全受講生が対象・当教室調べ)です。合格を保証するものではありません。代表は、生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞しています。英検2級の対策内容は英検2級コースでもご紹介しています。

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出典・参考

この記事を書いた人

長延映寛(英検専科 代表・英語科主任)

生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞。 英検5級〜1級の完全1対1指導を行う英検専科の指導方法を設計しています。 使う教材を絞り込み、単語と文法を徹底して「わからない」をゼロにする指導が方針です。

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