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学習法・勉強法(更新: )

英検リーディング時間配分|各級別の解き方ロードマップ

英検の一次試験は、リーディングとライティングを同じ時間枠で解きます。3級から1級まで、公式の試験時間と問題数をもとに大問ごとの目安時間と解く順番を表にまとめ、時間が足りなくなる原因と練習法も解説します。

英検リーディング時間配分|各級別の解き方ロードマップ

はじめに

英検の一次試験で「長文が読み終わらなかった」「ライティングを書く時間がなくなった」という失敗は、実力のある受験者にも起こります。英検はリーディングとライティングを同じ時間枠の中で解くため、時間配分を決めずに臨むと、後半のライティングが崩れやすいのです。

この記事では、日本英語検定協会が公表している試験時間と問題数をもとに、次の内容をまとめます。

  • 英検の時間配分を「ライティングから逆算」すべき理由
  • 3級・準2級・準2級プラス・2級・準1級・1級の級別の目安時間
  • 解く順番の選び方と、大問別の時短のコツ
  • 時間が足りなくなる本当の原因と、練習の進め方

なお、ここで紹介する配分は英検専科が目安として提案するものです。自分の得意・不得意に合わせて調整してください。

結論:英検の時間配分は「ライティングの時間を先に確保」して逆算する

時間配分を考えるときは、先にライティングの時間を確保し、残りの時間をリーディングに割り振るのが基本です。理由は3つあります。

  1. ライティングの配点が大きい:英検CSEスコアは、リーディング・リスニング・ライティングの技能ごとに均等に配分されます。つまり、ライティング2題だけで、リーディング全体と同じ重みがあります。
  2. ライティング開始の合図がない:問題冊子には、試験監督者からライティング開始の合図はなく、リーディング・ライティングの時間内に解答を終えるよう書かれています。時間の管理はすべて自分で行う必要があります。
  3. 解く順番は自由:協会の案内では、リーディングとライティングの順番や時間配分は受験者に任されています。自分で「何分からライティング」と決めておかないと、気づいたときには時間が残っていません。

英検の級別の試験時間と問題数一覧

まず各級の一次試験の構成を確認しましょう。リスニングはリーディング・ライティングの後に別の時間で行われます。

級リーディング・ライティングリーディングの問題数ライティングリスニング
3級65分30問(15・5・10)Eメール+英作文約25分
準2級80分29問(15・5・2・7)Eメール+英作文約25分
準2級プラス85分31問(17・6・8)英文要約+英作文約25分
2級85分31問(17・6・8)英文要約+英作文約25分
準1級90分31問(18・6・7)英文要約+英作文約30分
1級100分35問(22・6・7)英文要約+英作文約35分

問題数のかっこ内は大問ごとの内訳です。以下、級別に目安の時間配分を紹介します。

英検3級の時間配分(65分)

パート問題数目安時間
大問1 短文の語句空所補充15問8分
大問2 会話文の空所補充5問4分
大問3 長文の内容一致選択(掲示・Eメール・説明文)10問18分
大問4 Eメール(15〜25語目安)1題10分
大問5 英作文(25〜35語目安)1題17分
見直し−8分

3級は2024年度に試験時間が50分から65分に延び、ライティングが2題になりました。ライティングに合計27分を確保するつもりで進めましょう。大問3は掲示やEメールなど読みやすい文章から出るので、設問を先に見て、必要な情報を探しながら読むと速く解けます。

英検準2級の時間配分(80分)

パート問題数目安時間
大問1 短文の語句空所補充15問8分
大問2 会話文の空所補充5問4分
大問3 長文の語句空所補充2問5分
大問4 長文の内容一致選択7問18分
大問5 Eメール(40〜50語目安)1題15分
大問6 英作文(50〜60語目安)1題22分
見直し−8分

準2級のEメールは、相手の質問に答えたうえで下線部について自分から質問を2つ作る必要があり、3級より考える時間がかかります。ライティング2題で37分を目安にしましょう。

英検準2級プラスの時間配分(85分)

パート問題数目安時間
大問1 短文の語句空所補充17問10分
大問2 長文の語句空所補充6問12分
大問3 長文の内容一致選択8問22分
大問4 英文要約(25〜35語)1題15分
大問5 英作文(50〜60語目安)1題20分
見直し−6分

準2級プラスはリーディングの構成が2級と同じで、ライティングは英文要約と英作文です。要約は語数が少ない分、要点を短く言い換える力が問われます。

英検2級の時間配分(85分)

パート問題数目安時間
大問1 短文の語句空所補充17問10分
大問2 長文の語句空所補充6問12分
大問3 長文の内容一致選択8問25分
大問4 英文要約(45〜55語)1題15分
大問5 英作文(80〜100語目安)1題20分
見直し−3分

2級はリーディングに47分、ライティングに35分が目安です。長文に時間をかけすぎると要約と英作文の両方が崩れるため、大問3は1題あたりの上限時間を決めておくことが大切です。2級のライティングの書き方は英検2級ライティングの記事で詳しく解説しています。

英検準1級の時間配分(90分)

パート問題数目安時間
大問1 短文の語句空所補充18問10分
大問2 長文の語句空所補充6問12分
大問3 長文の内容一致選択7問25分
英文要約(60〜70語)1題15分
英作文(120〜150語目安)1題25分
見直し−3分

準1級の大問1は語彙のレベルが高く、悩み始めると一気に時間を失います。1問30秒程度で判断し、分からない問題は印をつけて先へ進むのが基本です。英作文は語数が多いため、25分は確保したいところです。

英検1級の時間配分(100分)

パート問題数目安時間
大問1 短文の語句空所補充22問12分
大問2 長文の語句空所補充6問13分
大問3 長文の内容一致選択7問30分
英文要約(90〜110語)1題17分
英作文(200〜240語目安)1題25分
見直し−3分

1級は長文1題あたりの分量が多く、英作文も200語以上です。要約と英作文で42分を確保し、長文は段落ごとに要点をつかみながら読み進めましょう。

解く順番はどれがいい?3つのパターン

パターン順番向いている人注意点
A:冊子の順大問1から順に解き、最後にライティング時間配分に慣れていない人ライティング開始時刻を決めて守る
B:ライティング先行ライティング2題を先に書き、後でリーディングライティングに時間がかかる人リーディングを急ぎすぎないよう、長文の時間も決めておく
C:語彙→ライティング→長文大問1を解いてからライティング、最後に長文長文に時間を取られがちな人長文を解く時間が残っているか時計で確認する

最初はAで練習し、ライティングが時間切れになりやすい人はBかCを試してみましょう。どのパターンでも、本番で初めて試すことはせず、過去問演習で何度か試してから決めることが大切です。

大問別の時短のコツ

短文の語句空所補充(大問1)

  • 選択肢を先に見て、単語問題か熟語・文法問題かを見分ける
  • 知っている単語なら即答し、知らなければ迷わず選んで印をつける
  • ここで時間を使いすぎないことが、後半の余裕につながる

長文の語句空所補充

  • 空所の前後1〜2文だけでなく、段落全体の流れ(逆接・例示・結論)をつかむ
  • However や For example などのつなぎの言葉に注目する

長文の内容一致選択

  • 設問を先に読み、何を探しながら読むかを決める
  • 設問が段落の順に並んでいることが多いので、1段落読んだら対応しそうな設問を確認する
  • 1題の上限時間を超えたら、いったん次へ進む

時間が足りない本当の原因は「語彙と文法」

「速く読む練習」をしても時間が足りない場合、原因の多くは読むスピードそのものではありません。次の表で自分の症状を確認してみましょう。

症状よくある原因対策
大問1で迷う問題が多い級に必要な単語・熟語が定着していない級別の単語帳を1冊に絞り、正確に答えられるまで繰り返す
長文で同じ文を何度も読み返す文の構造(主語・動詞・修飾)が取れていない文法を基礎から総復習し、長い文を構造で読む練習をする
選択肢で2つまで絞って迷う本文の言い換え表現に気づけない過去問の正解の根拠を本文に線で示し、言い換えを確認する
ライティングで手が止まる使える表現と型が決まっていない自分の型を1つに決め、同じ型で何度も書く

英検専科が単語と文法の徹底を重視するのは、この2つが時間不足のいちばん大きな原因になりやすいからです。単語と文法の具体的な固め方は単語と文法の勉強法の記事で紹介しています。

時間配分のトレーニング法(4週間の例)

週やること
1週目過去問1回分を時間を計らずに解き、大問ごとにかかった時間を記録する
2週目大問ごとに目安時間を設定し、タイマーを使って解く。超えたら次へ進む
3週目本番と同じ時間で通し演習を行い、解く順番のパターンを試す
4週目同じ過去問を解き直し、時間内に全問を理由まで説明して解けるか確認する

過去問は英検の公式サイトで直近3回分が公開されています。新しい問題を次々に解くより、同じ過去問を「全問、根拠を説明できる」状態になるまで解き直すほうが、読むスピードも正確さも上がります。過去問の使い方は過去問の使い方の記事もご覧ください。

本番で時間が押したときの対処法

  • ライティング開始予定の時刻を過ぎたら、長文が途中でもライティングに移る。残った長文は最後に戻って解く
  • マークのずれや塗り忘れがないかを確認し、時間がなくなりそうなら残りの設問にもひとまずマークしておく
  • ライティングは、内容が課題に対応していないと0点になることがあるため、短くても問われたことに答えている文章を完成させることを優先する

まとめ

  • 英検の時間配分はライティングの時間を先に確保して逆算する
  • ライティング開始の合図はなく、解く順番と時間配分は自分で決める
  • ライティングの目安は3級27分、準2級37分、準2級プラス・2級35分、準1級40分、1級42分
  • 語彙問題は迷ったら印をつけて先へ進み、長文は1題の上限時間を決める
  • 時間不足の根本原因は語彙と文法であることが多い
  • 過去問は時間を計って解き、同じ問題を解き直して仕上げる

英検専科の指導について

英検専科は、英検に特化した完全1対1の個別指導塾です。英語の授業は、代表・長延映寛(代表・英語科主任)が設計した指導法のもとで、代表が育成した講師が担当します。代表による直接指導は指名オプション(1回あたり+2,200円・税込)でご利用いただけます。英検対策の講師陣は、英検1級をはじめ、英検準1級・TOEIC850点以上などの高難度の英語資格を持つ講師で構成しています。時間配分の指導では、生徒一人ひとりの解答ペースを実際に測り、その生徒に合った時間配分と解く順番を一緒に決めます。

授業外の質問・添削は、学習アプリ English LABO の AI 機能で受けられ、LINE・メールでも受け付けています(回数無制限・無料)。実績は、受講開始から3ヶ月以内に次の級を受験した受講生の合格率 95%超(受講開始から3ヶ月以内に受験した回で最終合格した人の割合。3級以上は同じ回の二次試験まで合格、4級・5級は一次試験の合格。開校以来の全受講生が対象・当教室調べ)です。合格を保証するものではありません。代表は、生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞しています。級ごとの対策内容は級別の英検対策をご覧ください。

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出典・参考

この記事を書いた人

長延映寛(英検専科 代表・英語科主任)

生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞。 英検5級〜1級の完全1対1指導を行う英検専科の指導方法を設計しています。 使う教材を絞り込み、単語と文法を徹底して「わからない」をゼロにする指導が方針です。

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