本文へスキップ
学習法・勉強法

英検対策のオンライン塾の選び方|料金・講師・合格実績の確かめ方

英検対策のオンライン塾を選ぶときに保護者が確かめたい点をまとめました。集団・映像・個別・マンツーマンの違い、1回あたりの単価で比べる料金の見方、講師と体験授業のチェック項目、合格実績の数字の読み方を解説します。

英検対策のオンライン塾の選び方|料金・講師・合格実績の確かめ方

はじめに

英検対策のオンライン塾は、「指導形態」「総額と1回あたりの単価」「講師」「体験授業での手応え」「実績表示の定義」の5点を順に確かめると、比べやすくなります。オンライン塾は自宅から受けられるぶん選択肢が多く、ホームページの情報だけでは違いが見えにくいものです。

この記事では、保護者の方が問い合わせや体験授業の前に確認しておきたいポイントを、チェックリストの形で整理しました。特定の塾や指導形態をすすめる記事ではありません。どの形態にも向いているお子さまがいるので、ご家庭の状況に合うものを選ぶための材料としてお使いください。英検の制度に関する記述は2026年9月時点で公式サイトを確認した内容です。

オンライン塾の指導形態は何が違う?集団・映像・個別・マンツーマン

オンライン塾の指導形態は、大きく集団(ライブ)・映像(録画)・個別(講師1人に生徒数人)・マンツーマン(講師1人に生徒1人)の4つに分けられます。どれが良い・悪いではなく、お子さまの性格や学習習慣、目標級までの距離によって合うものが変わります。

形態授業の特徴向いているお子さま確認したい点
集団(ライブ)決まった時間に複数の生徒が同じ授業を受ける周りと一緒の方がやる気が出る、カリキュラムに沿って進めたい1クラスの人数、質問できる時間、目標級ごとにクラスが分かれているか
映像(録画)録画された講義を好きな時間に視聴する自分で計画を立てて進められる、部活などで時間が不規則質問の窓口、視聴の進み具合を誰が見るか、演習や添削の有無
個別(1対2〜3など)講師が数人の生徒を交互に見る解く時間と教わる時間を交互にとりたい講師1人あたりの生徒数、1回の授業で説明を受けられる時間
マンツーマン(1対1)授業時間のすべてを1人の生徒に使う苦手がはっきりしている、スピーキングやライティングを重点的に見てほしい担当講師が固定か、講師の交代ができるか、授業外の質問の扱い

「個別指導」という言葉は、教室によって1対1を指す場合も1対2〜3を指す場合もあります。名前ではなく「講師1人に対して生徒は何人か」を数字で確認すると、誤解を防げます。

目標級によって確認することも変わる

英検は2026年9月時点で8つの級があり、日本英語検定協会の「各級の目安」によると、3級以上にはスピーキングの試験があり、従来型では一次試験の合格後に二次試験(面接委員との面接)、英検S-CBTでは4技能を1日で受験し、スピーキングはパソコンへの録音で行います。5級・4級は録音形式のスピーキングテストがあります。また、4級・5級の級認定はリーディングとリスニングの一次試験の合否だけで判定され、スピーキングテストは一次試験の合否に関係なく受験できると案内されています。

同じページでは、3級以上の出題形式としてライティングも示されています。そのため、3級以上を目指すなら「受ける方式に合わせたスピーキングの練習(従来型なら面接、S-CBTならパソコンへの録音)を授業の中でできるか」「ライティングを誰が、どのくらいの頻度で添削するか」を確認しておくと安心です。

料金はどう比べる?月謝だけでなく1回あたりの単価で見る

料金は、月謝だけでなく入会金・教材費・管理費などをすべて足した「年間の総額」を出し、それを年間の授業回数で割った「1回あたりの単価」で比べるのがおすすめです。月謝が同じに見えても、授業時間や回数、月謝以外の費用によって実際の負担は大きく変わります。

比べるときに書き出したい費用

  • 月謝:週何回・1回何分か。月4回の計算か、5週目のある月はどう扱うか
  • 入会金:最初に1回だけかかる費用
  • 教材費:年間でいくらか、指定の教材を買う必要があるか
  • 管理費・システム利用料:毎月または毎年かかるか
  • 季節講習・模試・スピーキング対策講座(従来型の面接・S-CBTの録音):任意か、実質的に受講が求められていないか
  • 振替・休会・退会の条件:何日前までに連絡すれば振替できるか、途中でやめた場合の返金の扱い
  • 税込か税抜か:表示が混在していると比較を誤りやすいので、どちらかにそろえて比べる

計算の例(架空の教室で比べた場合)

次の表は、考え方を示すための架空の例です。実在の教室の料金ではありません。

項目A教室(架空)B教室(架空)
月謝月4回 16,000円月4回 20,000円
1回の授業時間40分60分
入会金20,000円0円
教材費(年間)24,000円0円
管理費月2,000円0円
年間の総額(12か月・48回)260,000円240,000円
1回あたりの単価約5,417円5,000円
60分あたりに換算約8,125円5,000円

月謝だけを見るとA教室の方が安く見えますが、年間の総額と授業時間までそろえると、印象が変わることがあります。逆に、授業時間が短い方が集中が続くお子さまもいるので、単価の安さだけで決めず、1回に何を扱うかとセットで見ることが大切です。

英検専科の料金を同じ方法で当てはめると

参考までに、英検専科の料金も同じ見方で書き出します(料金ページの記載に基づく、いずれも税込の金額です)。

対象級週1回(月4回)の月謝1回あたり(60分)
英検5級・4級・3級22,000円5,500円
英検準2級・準2級プラス・2級・準1級・1級24,000円6,000円

入会金・教材費・管理費は0円で、初回の体験授業は無料です。振込手数料とオンライン受講時の通信費はご家庭のご負担になります。ほかの教室と比べるときも、このように同じ項目で並べると判断しやすくなります。

講師はどこを確認する?資格・担当の固定・説明の仕方

講師については、英語の資格や経歴が公開されているか、担当講師が固定か、そして実際の説明が分かりやすいかの3点を確認します。オンライン塾は講師と会わずに申し込めてしまうため、事前に聞いておくことが特に大切です。

問い合わせの段階で聞けること

  1. 英検対策を担当する講師は、どのような英語資格(英検・TOEICなど)を持っているか
  2. 講師は毎回同じ人か、日によって変わるか
  3. 合わないと感じたときに講師を交代できるか
  4. スピーキングの練習(面接・録音)やライティングの添削は、担当講師が行うか、別の担当者が行うか
  5. 授業のない日に質問できるか、その方法(アプリ・LINE・メールなど)と回数の制限

資格は目安のひとつですが、それだけで教え方の良し悪しは分かりません。英語ができることと、中高生に「なぜそうなるのか」を伝えられることは別の力です。最終的には、次の体験授業でお子さまと一緒に確かめるのがおすすめです。

体験授業では何を確かめる?子どもと保護者のチェック項目

体験授業では、「お子さまが授業の内容を自分の言葉で説明できるか」と「これから何をどの順で学ぶか、計画が示されるか」を中心に見ると、入会後の姿を想像しやすくなります。雰囲気が楽しかったかどうかも大切ですが、それだけで判断しないようにしましょう。

お子さまに確かめてほしいこと

  • 説明を聞いて「なぜその答えになるのか」が分かったか
  • 分からないときに、その場で質問しやすかったか
  • 画面共有の文字や図は見やすかったか、音声は聞き取りやすかったか
  • 60分など授業の長さに集中が続きそうか

授業後に「今日やった問題を、お母さん(お父さん)に説明してみて」と声をかけると、理解の度合いが分かります。説明できれば、授業の中身がきちんと伝わっている目安になります。

保護者が確かめたいこと

  • 現在の実力をどう診断し、目標級と受験回をどう決めるか
  • 単語・文法・長文・リスニング・ライティング・スピーキングの、どこから手をつけるか
  • 宿題の量と内容。1週間でこなせる量か
  • 使う教材は何冊か。何冊も買い足す方針か、絞って使い切る方針か
  • 授業の様子や進み具合を、保護者にどのように共有するか
  • 体験後の入会案内の進め方(その場で決める必要があるか)

教材の方針は、家計にも学習の効率にも関わります。問題集を次々に増やすより、級に必要な教材を厳選して同じものを何度もくり返す方が、定着しやすくなります。この考え方については英検の教材は絞って使い切るでも詳しく書いています。

通信環境・端末・保護者の関わり方はどうする?

オンライン塾を始める前に、カメラとマイクが使える端末、安定したインターネット回線、静かな学習場所、手元のノートの4つをそろえておくと、授業に集中しやすくなります。多くのオンライン塾はビデオ会議のツールを使うので、使うツールと必要な機材を事前に確認しておきましょう。

端末と環境の選び方

項目確認のポイント
端末スマートフォンでも参加できる場合が多いものの、長文や図を画面共有で見るなら、画面の大きいパソコンやタブレットの方が見やすい
音声家族の声や生活音が入りやすい場合はイヤホンマイクを使う。リスニングやスピーキングの練習では聞き取りやすさが特に大切
回線授業の時間帯に動画が止まらずに再生できるか、事前に試しておく
場所机とノートを広げられる場所。画面だけでなく、手を動かして解く時間もある
接続トラブル回線の不調で授業が成立しなかったとき、振替になるかを事前に確認する

保護者の関わり方

最初の数回は、接続やマイクの設定を一緒に確認してあげると安心です。ただし、授業中にすぐ横で見守り続けると、お子さまが質問しにくくなることがあります。授業中は少し離れ、授業後に共有される記録や宿題の内容を一緒に確認するという関わり方が、お子さまの自立にもつながりやすくなります。

家庭でできることとしては、次のようなものがあります。

  • 授業のない日の自習時間を、曜日と時刻で決めておく(例:月・水・金の19時から20分は単語)
  • 宿題が終わったかどうかだけを確認し、内容の指導は講師に任せる
  • 試験日から逆算した計画を講師と共有し、学校行事や定期テストの時期を伝えておく

合格実績の数字はどう読む?定義・母数・期間を確かめる

塾の合格実績は、「何を合格とするか(定義)」「何人のうちの数字か(母数)」「いつからいつまでの数字か(期間)」の3つが示されているかを確かめて読みます。同じ「合格率90%」という表示でも、定義が違えば意味がまったく異なるためです。

実績表示を見るときのチェックリスト

  • 合格の定義:3級以上の従来型は一次試験と二次試験に分かれているので、一次試験の合格か、二次試験まで通った最終的な合格か
  • 母数:全受講生が対象か、一部の受講生だけか。何人のうちの割合か
  • 期間:直近1年か、開校以来の累計か
  • 対象の級:どの級の結果か。級によって合格しやすさは異なる
  • 調査の主体:塾が自社で集計したもの(「当教室調べ」など)か
  • 合格率と合格者数の違い:人数が多いことと、割合が高いことは別の情報

たとえば「合格者○名」は在籍者が多いほど大きくなり、「合格率○%」は母数や対象の決め方によって変わります。どちらかが優れた指標というわけではないので、両方の意味を理解したうえで、定義が書かれているかどうかを見るのがおすすめです。定義が見当たらない場合は、問い合わせのときに遠慮なく聞いてみてください。

また、どの塾の実績も、それがお子さまの合格を保証するものではありません。実績は塾を知る手がかりのひとつとして読み、最終的には体験授業での手応えと合わせて判断しましょう。

オンライン塾選びでよくある失敗は?

よくある失敗は、ひとつの条件だけで決めてしまうことです。料金、実績、評判、通いやすさなど、どれか一点だけで選ぶと、入会後に「思っていたのと違った」となりやすくなります。

よくある失敗起こりやすいこと防ぐための工夫
月謝だけで比べた教材費や講習費を足すと想定より高くなった年間の総額と1回あたりの単価を出して比べる
実績の数字だけで決めた数字の定義が自分の子の状況と合っていなかった定義・母数・期間を確かめる
保護者だけで決めた子どもが授業に乗り気にならなかった体験授業はお子さま本人が受け、感想を聞く
目標級と受験回を決めずに入った何となく授業が続き、受験の時期を逃した最初に目標級と受験回を講師と決める
教材を次々に買い足したどれも途中で終わり、定着しなかった使う教材を絞り、同じ教材をくり返す
スマートフォンだけで始めた画面が小さく、長文や図が見づらかった可能ならパソコンやタブレットを使う
スピーキングの練習を後回しにした従来型で一次試験の後に慌てて面接の準備をした3級以上はスピーキング(従来型の面接・S-CBTの録音)の練習時期も計画に入れる

どの級から受けるべきか迷っている場合は、塾選びと並行して目標級を考えておくと、体験授業での相談がスムーズになります。

まとめ

  • 指導形態(集団・映像・個別・マンツーマン)は優劣ではなく、お子さまに合うかで選ぶ
  • 「個別」の意味は教室ごとに違うので、講師1人あたりの生徒数を数字で確認する
  • 料金は月謝・入会金・教材費・管理費などを足した年間の総額と、1回あたりの単価で比べる。税込か税抜かもそろえる
  • 講師は資格の公開、担当の固定、交代の可否、授業外の質問の扱いを確認する
  • 体験授業では、お子さまが内容を説明できるか、学習計画と教材の方針が示されるかを見る
  • パソコンかタブレット、安定した回線、静かな場所、手元のノートを用意する
  • 合格実績は定義・母数・期間を確かめて読み、合格の保証ではないことを理解しておく

英検専科の指導について

英検専科は、英検に特化した完全1対1の個別指導塾です。英語の授業は、代表・長延映寛(代表・英語科主任)が設計した指導法のもとで、代表が育成した講師が担当します。代表による直接指導は指名オプション(1回あたり+2,200円・税込)でご利用いただけます。英検対策の講師は、英検1級をはじめ、英検準1級・TOEIC850点以上などの高難度の英語資格を持つ講師で構成しています。オンライン授業は Google Meet を使った完全1対1で、単語と文法の確認を授業に組み込みながら「なぜそうなるのか」まで説明し、使う教材を絞って同じ教材をくり返し使い切ります(準備するものはオンライン授業のページ、体験から入塾までは受講の流れ、指導の考え方は指導方針をご覧ください)。

授業外の質問・添削は、学習アプリ English LABO の AI 機能でいつでも受けられ、LINE・メールでも受け付けています(回数無制限・無料)。実績は、受講開始から3ヶ月以内に次の級を受験した受講生の合格率 95%超(受講開始から3ヶ月以内に受験した回で最終合格した人の割合。3級以上は同じ回の二次試験まで合格、4級・5級は一次試験の合格。開校以来の全受講生が対象・当教室調べ)です。合格を保証するものではありません。代表は、生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞しています。級ごとのコース内容は英検の級別対策一覧をご覧ください。

無料体験授業のお申し込み

出典・参考

この記事を書いた人

長延映寛(英検専科 代表・英語科主任)

生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞。 英検5級〜1級の完全1対1指導を行う英検専科の指導方法を設計しています。 使う教材を絞り込み、単語と文法を徹底して「わからない」をゼロにする指導が方針です。

代表のプロフィールを見る →コラムの編集方針 →

この記事について質問はありますか?

記事の内容や英検対策についてのご質問は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

この記事について質問する →

無料体験授業を受けてみませんか?

英検5級〜1級(準2級プラスを含む)の対策、まずはお気軽にご相談ください。

無料体験授業を申し込む →