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学習法・勉強法

英検3級の単語・熟語対策|大問1の並びと4級との差、教科書との関係

英検3級の単語・熟語対策を、公式の試験内容と公開過去問3回分の分析をもとに中学生・保護者向けに解説します。大問1の並び、4級との語彙の差、中学の教科書との関係、単語帳1冊の回し方、前置詞と会話表現、学年別の進め方をまとめました。

英検3級の単語・熟語対策|大問1の並びと4級との差、教科書との関係

はじめに

「学校の英語のテストはできるのに、英検3級の過去問を解くと知らない単語が出てくる」「熟語の問題で、前置詞の選択肢が4つとも同じように見える」。3級を目指す中学生からよく聞く悩みです。

この記事では、英検3級の単語・熟語の対策に話題を絞って説明します。日本英語検定協会(以下、英検協会)は各級に必要な語彙数を公表していないため、「何語覚えれば合格か」という数字は扱いません。そのかわりに、公式サイトで公開されている3級の過去問3回分(2025年度第2回・第3回、2026年度第1回)と、4級の2026年度第1回を英検専科で数えて分かったことをもとに、どんな語を・どの順番で・どう覚えるかをまとめます。

試験の情報は2026年9月時点で、英検協会の公式サイトと公開過去問で確認したものです。記事中の英語の例題・例文は英検専科が作成したもので、本番の問題ではありません。3級の勉強全体の進め方は英検3級の勉強法で解説しています。

英検3級の語彙問題(大問1)は何問?どんな形式?

結論として、3級の大問1は「短文の語句空所補充」15問で、短文または会話文の空所に合う語句を4つの選択肢から選ぶ形式です。 公式サイトに書かれている内容は次のとおりです。

項目内容(2026年9月時点)
形式短文の語句空所補充(文脈に合う適切な語句を補う)
問題数15問
問題文の種類短文・会話文
解答形式4肢選択(選択肢印刷)
試験時間リーディング・ライティング全体で65分(大問1だけの時間は指定なし)
レベルの目安(英検協会)中学卒業程度

リーディングは大問1〜3の合計30問なので、大問1の15問はリーディングの半分にあたります。英検CSEスコアでは、リーディング・リスニング・ライティングの3技能に各550点満点が均等に配分され、一次試験の合格基準スコアは1103です。2024年度の問題形式リニューアルでは、3級のリーディングは「変更なし」とされています(変わったのはライティングにEメール問題が加わったことと、試験時間が50分から65分になったことです)。

公開過去問3回分で見た大問1の並び

英検協会は大問1の内訳を公式には定めていません。そこで、公開されている3回分の問題冊子と解答を英検専科で分類したところ、3回とも(1)〜(7)が単語、(8)〜(12)が熟語や決まった語の組み合わせ、(13)〜(15)が文法という並びでした。各回の正解は次のとおりです。

回(1)〜(7) 単語(8)〜(12) 熟語・語の組み合わせ(13)〜(15) 文法
2026年度第1回relax, dirty, accident, symbol, ordered, taste, curtain(small) enough (to), throw away, get off, give a hand, far fromcleaning, to go, cooking
2025年度第3回athletes, perfect, follow, forever, grows, never, bakedfamous for, the other day, What's the matter?, in fact, in time forwould, climb, to sleep
2025年度第2回lend, deep, total, aquarium, enough, blanket, recordedin a hurry, for the first time, all the time, absent from, look forward toto drink, grown, didn't

3級の大問1には、文法の問題も3問入っています。3回分の文法9問のうち5問は、cleaning・to go・to drink のような-ing形か「to+動詞の原形」を選ぶ問題でした。語彙の記事ではありますが、大問1で満点近くを取るには、動名詞・不定詞の使い分けも合わせて確認しておく必要があります。

単語7問は「動詞」が多く、形を変えて出る

単語の7問を品詞で数えると、次のようになりました(英検専科の分類です。2025年度第2回(5)の enough は「enough time(十分な時間)」と名詞の前に置く使い方だったため形容詞として数えています)。

回名詞動詞形容詞副詞計
2026年度第1回33107
2025年度第3回13127
2025年度第2回22307
3回の合計685221

3回分でいちばん多かったのは動詞(21問中8問)です。しかも8問のうち、原形のまま入るのは relax・taste・follow・lend の4問だけで、残りは ordered・baked・recorded(過去形)と grows(3単現の -s)でした。選択肢も4つとも同じ形でそろっていて、たとえば2025年度第3回の(7)は baked・met・believed・held が並んでいました。met を見て meet、held を見て hold が浮かぶかどうかで、選択肢の意味が分かるかが決まります。

選択肢は「同じ仲間の語」「つづりが似た語」で並ぶことがある

3級の大問1では、間違いの選択肢の作り方にも特徴が見られました。3回分の中から例を挙げます。

  • 同じ仲間の語:2025年度第2回(4)は aquarium・cafeteria・stadium・university(どれも施設)、2025年度第3回(1)は passengers・travelers・animals・athletes(人や生き物)
  • つづりの始まりが似た語:2026年度第1回(3)は accident・advice・adult・addition(どれも a で始まり、2文字目が c か d)

同じ仲間の語が並ぶ問題は、「なんとなく施設の名前」という覚え方では選べません。つづりが似た語が並ぶ問題は、最初の2〜3文字だけで判断すると間違えます。単語帳で覚えるときは、似た語と見分けがつくところまで確認しましょう。

4級と3級で語彙はどう変わる?

結論として、3級では「身近な物の名前から、出来事や状態を表す語へ」「動詞が過去形や3単現で出る」「簡単な語が熟語の中で別の意味になる」という3つの変化があります。 同じ2026年度第1回の4級と3級の大問1を比べます。英検協会はレベルの目安を、4級は「中学中級程度」、3級は「中学卒業程度」としています。

観点(大問1は両級とも15問)4級(2026年度第1回)3級(2026年度第1回)
単語を選ぶ問題(1)〜(8)の8問(1)〜(7)の7問
熟語・語の組み合わせ(9)〜(12)の4問(think of、Good for you、hear about、share A with B)(8)〜(12)の5問
文法問題(13)〜(15)の3問(比較級・過去形・must)(13)〜(15)の3問(動名詞・不定詞)
正解の単語eggs, use, cut, country, contest, open, city, idearelax, dirty, accident, symbol, ordered, taste, curtain
正解の動詞の形use・cut(原形)relax・taste(原形)、ordered(過去形)

以下の3つの変化は、英検専科がこの比較と3級の3回分をもとにまとめた見方です。回によって変わることがあります。

変化1:物の名前から「出来事・状態」を表す語へ

4級の正解は eggs(卵)、city(都市)、country(国)のように、絵に描ける物や場所の名前が中心でした。3級では accident(事故)、symbol(象徴、シンボル)、dirty(汚れた)、relax(くつろぐ)のように、出来事や状態、気持ちを表す語が増えています。英検協会が示す3級の話題にも、4級にはない「人物紹介」「歴史」が加わっています。こうした語は日本語訳を1つ覚えるだけでは使いにくいので、単語帳の例文で「どんな場面で使う語か」まで確認しておきましょう。

変化2:動詞が過去形・3単現で出る

前の節で見たとおり、3級では動詞が過去形や3単現の形で選択肢に並びます。2026年度第1回の4級では、過去形は文法問題(swam を選ぶ問題)で問われていましたが、3級では単語問題の選択肢そのものが過去形です。

英検専科が作った例題で確認してみましょう(本番の問題ではありません)。

Last Sunday, Lisa (   ) her grandmother in the hospital.
Her grandmother was very happy to see her.
  1 visited   2 broke   3 caught   4 built

正解は 1 visited(訪ねた)です。broke は break(壊す)、caught は catch(捕まえる)、built は build(建てる)の過去形です。不規則動詞の過去形を見て原形と意味がすぐ浮かぶかを、単語帳の動詞を覚えるときに一緒にテストしておきましょう。

変化3:簡単な語が熟語の中で別の意味になる

3級の熟語の問題では、hand・time・other・all のように単語としてはやさしい語が、熟語の一部として別の意味になるものが目立ちました。give me a hand(手を貸す)、in time(間に合って)、What's the matter?(どうしたの?)、the other day(先日)、all the time(いつも)などです。どれも単語としては知っていても、熟語として覚えていないと選べません。

また、2026年度第1回(6)の taste は「The soup didn't taste good.(おいしくなかった)」という形で出ていました。taste は「味」という名詞で覚えている中学生が多い語ですが、ここでは「taste+形容詞」で「〜な味がする」という動詞です。look happy(うれしそうに見える)、sound nice(よさそうに聞こえる)と同じ形なので、まとめて覚えておくと役に立ちます。

中学の教科書と英検3級の単語はどう関係する?

結論として、3級の単語の多くは中学校で学ぶ語と重なりますが、教科書だけでは足りない語や、学校でまだ習っていない語も出ます。教科書を土台にして、3級用の単語帳で穴を埋める進め方がおすすめです。

英検協会は3級の目安を「中学卒業程度」としているので、中3までに学校で学ぶ語が土台になります。ただし、次の2点に注意が必要です。

  • 教科書によって、ある語が何年生で出てくるか(そもそも出てくるか)が違う:3回分の正解にあった aquarium(水族館)、blanket(毛布)、athletes(運動選手)などは、使っている教科書や学年によっては、まだ習っていない場合があります
  • 学校の進度より先に受験すると、文法が追いつかないことがある:大問1の文法問題で出た動名詞・不定詞・現在完了(has grown)などは、学校で習う前に3級を受けると、単語は分かっても答えを選べません

教科書の単語は、学校の定期テストで何度も書いて覚えているぶん、定着していることがあります。そこで、3級用の単語帳は最初から全部覚え直すのではなく、「もう知っている語」と「まだ知らない語」を仕分ける道具として使うと、時間を節約できます。仕分けの方法は次の節で説明します。

英検3級の熟語はどう覚える?前置詞まで覚えるのがコツ

結論として、3級の熟語は「前置詞や副詞の部分まで正確に覚える」ことが大切です。公開過去問3回分の熟語15問のうち7問は、空所に前置詞・副詞が入る問題でした(英検専科の分類)。

熟語15問を、空所に入る語の品詞で分けると次のようになります(品詞の分け方は英検専科の分類です。get off の off、look forward to の forward、small enough to の enough は副詞、all the time の all は「形容詞など」に含めています)。

空所に入る語2026年度第1回2025年度第3回2025年度第2回合計
前置詞・副詞3(enough、off、from)2(for、In)2(for、forward)7
名詞1(hand)2(matter、time)1(hurry)4
動詞1(throw)001
形容詞など01(other)2(all、absent)3
合計55515

熟語の形で書くと、前置詞・副詞の7問は small enough to、get off、far from、famous for、in fact、for the first time、look forward to です。このうち enough を除く6問は、in・for・from のような前置詞か、get off の off・look forward to の forward のような動詞と組む副詞を選ぶ問題でした。

前置詞の問題は、選択肢が in・on・at・for のような短い語ばかりになるので、「なんとなく」で選ぶと当たりません。熟語は前置詞まで含めて1つのかたまりとして声に出して覚えましょう。

Kenta is interested (   ) Japanese history, so he often
goes to the city museum.
  1 on   2 in   3 at   4 to

これも英検専科が作った例題です。正解は 2 in(be interested in 〜で「〜に興味がある」)です。on・at・to もよく使う前置詞なので、熟語の形で覚えていないと迷います。

My parents are going on a trip this weekend, so I will take
(   ) of my little brother.
  1 part   2 care   3 place   4 time

正解は 2 care(take care of 〜で「〜の世話をする」)です。take part(参加する)、take place(行われる)、take time(時間がかかる)も、まとめて覚えておきましょう。後ろに of が続くのは take care of という手がかりで選べます。

会話表現はセットで覚える

3級では、会話で使う決まった言い方も語彙の一部です。3回分の大問1でも、What's the matter?(どうしたの?)や「Hannah, would you like coffee or tea?」の would が問われていました。会話表現は、言われたときの返し方とセットで覚えると、大問2(会話文の空所補充)やリスニング第1部にも使えます。次の例は英検専科が作成したものです。

言われること返し方の例
What's the matter?(どうしたの?)I have a headache.(頭が痛いんです)
Would you like some tea?(お茶はいかがですか)Yes, please. / No, thank you.
Can you give me a hand?(手伝ってくれる?)Sure. / Just a minute.
How about going to the park?(公園に行くのはどう?)That's a good idea. / Sounds good.
I lost my key.(かぎをなくしたんだ)That's too bad.

単語帳1冊の回し方と毎日の分量は?

結論として、単語帳は3級用の1冊に絞り、1日の分量は「翌日のテストで8割思い出せる量」に調整し、3周の中で「見て分かる→聞いて分かる→書ける」と目標を上げていくと続けやすくなります。 英検専科では、使う教材を絞り込み、同じ1冊を何度もくり返して仕上げる学習をすすめています。学校のワーク、別の単語帳、アプリと覚える場所が分かれると、どの語を覚えたのかが分からなくなるためです。

1日の分量は「翌日のテスト」で決める

1日に何語進めるかは、単語帳の厚さではなく、覚えられた量で決めます。

  1. 最初の1週間は、単語帳の1回分(1見開きや1セクションなど、区切りのよい量)を1日の分量にしてみる
  2. 翌朝、前日分を日本語を隠してテストする
  3. 8割以上言えたらその量を続け、余裕があれば少し増やす
  4. 半分も言えなかったら、1日の量を減らして、そのかわり毎日続ける

最初から多く進めて覚えられない日が続くと、単語帳そのものが嫌になりがちです。少ない量を毎日続けるほうが、単語帳を最後まで回しやすくなります。

1日の流れ:朝と夜に分ける

部活や塾で忙しい中学生は、まとまった時間を取るより、短い時間を2回に分けるほうが続けやすくなります。

  • 朝(5〜10分):前日に覚えた範囲を、日本語を隠してテスト。言えなかった語に印をつける
  • 夜(10〜15分):新しい範囲を覚える → 音声を聞いてまねして言う → 印のついた語をもう一度確認

3周で目標を上げていく

3級から一次試験にライティングが加わるので、単語は「読めて分かる」だけでなく、よく使う語は「書ける」ところまで仕上げたいところです。周回ごとに目標を変えると、同じ1冊でも飽きずに回せます。

周回目標やり方
1周目英語を見て意味が分かる知っている語はすぐチェック、知らない語だけに印をつけて覚える
2周目音を聞いて意味が分かる音声だけを流し、すぐ意味が浮かばない語に印をつける
3周目よく使う語を書ける動詞・形容詞や、Eメール・英作文で使いたい語を中心に、日本語を見て英語を書く

1周目の「知っている語はすぐチェック」がポイントです。中3で受ける場合などは、教科書で学んだ語はすぐ飛ばせるので、1周目は速く進みやすくなります。過去問で知らなかった語は、新しいノートを作らず、使っている単語帳の余白に書き込み、教材を1冊にまとめておきましょう。

単語は音声でも確認するべき?

結論として、3級では単語を音声でも確認することをすすめます。4級のリスニングはすべて放送2回ですが、3級は第1部が放送1回になり、文字で知っているだけの語は聞き逃しやすくなるからです。

大問1で出た語や表現は、リスニングにも出てきます。2026年度第1回では、大問1(10)の正解 get off が、同じ回のリスニング第1部 No. 7 の会話(I get off there, too.)に出ていました。大問1(13)の「cleaning his room」と同じ場面の「You need to clean your room」も、第1部 No. 3 に出ています。また、2025年度第3回の大問1で問われた would you like は、2026年度第1回の第1部 No. 4 で「Would you like anything else?」として使われていました。

音声を使うときは、次の3つを意識します。

  • 文字を見ずに聞いて、すぐ意味が浮かぶかを確認する
  • 聞いたあと、まねして声に出す。スピーキングの音読の練習にもなります
  • つづりと発音のずれに注意する。2025年度第3回(14)の正解 climb(登る)は、最後の b を発音しません。音だけで覚えると、英作文で b を書き忘れやすくなります

リスニングの聞き方そのものは、英検3級のリスニング対策で解説しています。

長文・リスニング・Eメール・英作文・面接で語彙はどう使われる?

結論として、3級の語彙は大問1で「選ぶ」だけでなく、長文とリスニングでは「言い換えに気づく」、Eメール・英作文と面接では「自分で正しく使う」ために必要です。

技能語彙の使われ方対策のポイント
長文(大問3)本文の表現が選択肢で別の言い方になる位置や時を表す前置詞、同じ意味の語をペアで覚える
リスニング第1部は放送1回で、会話表現への応答を選ぶ会話表現を返し方とセットで、音声で覚える
Eメール(15〜25語)採点観点は内容・語彙・文法の3つ質問で使われた語を使って答え、動詞の形に注意する
英作文(25〜35語)採点観点は内容・構成・語彙・文法の4つ正しいつづりと意味で書けるか確認する
面接評価の観点に「語い」が含まれる人の動作を表す動詞を「-ing」の形で言えるようにする

長文:前置詞と同じ意味の語に気づく

2026年度第1回の長文では、Eメールの「a shopping mall next to the museum」が、正解の選択肢では「a shopping mall beside the museum」に言い換えられていました。また、説明文の「her hands hurt(手が痛んだ)」は、選択肢では「She had a problem with her hands.」になっていました。熟語の節で見た前置詞の知識は、長文でも役に立ちます。言い換えの見抜き方は英検3級の長文読解対策で詳しく説明しています。

Eメール:質問で使われた語を借りて答える

3級のEメールは、友達からのメールにある2つの質問に答える返信を15〜25語で書く問題です。英検協会の資料では、内容・語彙・文法の3観点で各0〜3点、満点9点で採点されます。

2026年度第1回では「What did you do during your flight from India?」「What time did you return to your house yesterday?」という2つの質問が出ました。英検協会の解答例も watched・returned を使っています。質問にある語(flight・return)を借りて、過去の質問には過去形で答えると、語彙と文法の両方でミスを減らせます。書き方の手順は英検3級Eメール問題の書き方をご覧ください。

英作文:つづりに自信のある語で書く

英作文は、QUESTIONに対して自分の考えと理由2つを25〜35語で書く問題で、内容・構成・語彙・文法の4観点(各0〜4点、満点16点)で採点されます。英検協会は「語彙」の観点について、正しい綴りや意味で使われているかを意識するよう助言しています。また、英語以外の言葉を使う場合は、その言語を知らない人にも分かるように説明を添えるよう示しています。

  • 難しい語より、つづりと意味に自信のある語で書く
  • 日本語の言葉(お祭りなど)をローマ字で書くときは、英語で説明を1文添える
  • 理由をつなぐ because・so・for example・also を、つづりまで書けるようにしておく

面接:動作を表す動詞を「-ing」で言えるようにする

従来型の二次試験(面接・約5分)では、イラスト中の人物の行動や物の状況を描写する質問があり、評価の観点には「語い」も含まれています。英検S-CBTでは4技能を1日で受験し、スピーキングはパソコンに向かって話して録音する方式です。どちらの場合も、人の動作を表す動詞がすぐ出てくることが大切です。

次の例は英検専科が作成したものです。

  • A boy is washing the dishes.(男の子が皿を洗っている)
  • A girl is walking her dog.(女の子が犬の散歩をしている)
  • A man is going to open the window.(男性が窓を開けようとしている)

単語帳で動詞を覚えるときに、「A girl is 〜ing.」の形で1文言ってみると、面接の準備を兼ねられます。

学年別:英検3級の語彙はどう進める?

結論として、中1・中2は「学校の進度と3級の差を単語帳で埋める」、中3は「教科書の語を土台にして、単語帳で穴と熟語を仕上げる」進め方が基本です。

学年語彙の状況進め方
小学生・中13級の語の多くが未習。例文の文法も未習のことがある単語は「見て意味が分かる」を目標に、1日の量を少なめにして毎日続ける。動詞は過去形も一緒に覚える
中2学校で学ぶ語と3級の語が重なり始める学校の単語テストの語も、3級の単語帳で同じ語を探して印をつけ、覚える場所を1冊にまとめる
中3教科書で3級レベルの語の多くを学んでいることが多い単語帳の1周目は仕分けを中心に速く進め、印の語と熟語・会話表現に時間をかける

保護者の方は、毎朝5分だけ前日分のテストの相手をする、単語帳の印の数が減っていくのを一緒に確認する、など、続ける仕組みづくりで支えることができます。

英検3級の語彙対策でよくある失敗は?

結論として、3級で多い失敗は「前置詞を軽く見る」「動詞を原形でしか覚えない」「覚える場所が分かれる」の3つです。

よくある失敗起きること対策
熟語を動詞や名詞だけで覚える前置詞が空所になる問題で選べないfamous for、far from のように前置詞まで声に出して覚える
動詞を原形でしか覚えない過去形で並ぶ選択肢の意味が分からない不規則動詞は原形・過去形をセットでテストする
学校のワーク・単語帳・アプリで別々に覚えるどれも途中で終わり、何を覚えたか分からない3級用の単語帳1冊に書き込み、教材をまとめる
文字だけで覚える放送1回の第1部で聞き取れない毎日の学習に音声とまねして言う時間を入れる
つづりを確認しないEメール・英作文で語彙の減点につながる3周目に、よく使う語を書いて確認する

まとめ

  • 3級の大問1は短文の語句空所補充15問(4肢選択)で、リーディング30問の半分にあたる
  • 公開過去問3回分では、(1)〜(7)が単語、(8)〜(12)が熟語、(13)〜(15)が文法という並びだった
  • 単語7問は動詞が最も多く(3回で21問中8問)、過去形や3単現の形で選択肢に並んでいた
  • 4級との差は、出来事・状態を表す語の増加、動詞の変化形、簡単な語が熟語で別の意味になること
  • 3級の語は中学で学ぶ語と重なるが、教科書だけでは足りない語もある。単語帳は知っている語と知らない語の仕分けから使う
  • 熟語15問のうち7問は前置詞・副詞が空所(英検専科の分類)。熟語は前置詞まで1つのかたまりで覚える
  • 単語帳は1冊に絞り、1日の量は翌日のテストで調整し、3周で「見て→聞いて→書ける」と目標を上げる
  • 3級のリスニング第1部は放送1回。単語や会話表現は音声でも確認する

英検専科の指導について

英検専科は、英検に特化した完全1対1の個別指導塾です。英語の授業は、代表・長延映寛(代表・英語科主任)が設計した指導法のもとで、代表が育成した講師が担当します。代表による直接指導は指名オプション(1回あたり+2,200円・税込)でご利用いただけます。英検対策の講師陣は、英検1級をはじめ、英検準1級・TOEIC850点以上などの高難度の英語資格を持つ講師で構成しています。3級の語彙指導では、使う単語帳を1冊に絞って定着を確かめながら、熟語の前置詞や動詞の過去形など中学生がつまずきやすい点を、なぜその語が文に合うのかまで説明し、「わからない」を一つずつ減らしていきます。

授業外の質問・添削は、学習アプリ English LABO の AI 機能で受けられ、LINE・メールでも受け付けています(回数無制限・無料)。実績は、受講開始から3ヶ月以内に次の級を受験した受講生の合格率 95%超(受講開始から3ヶ月以内に受験した回で最終合格した人の割合。3級以上は同じ回の二次試験まで合格、4級・5級は一次試験の合格。開校以来の全受講生が対象・当教室調べ)です。合格を保証するものではありません。代表は、生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞しています。3級のコース内容は英検3級の対策ページをご覧ください。

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出典・参考

この記事を書いた人

長延映寛(英検専科 代表・英語科主任)

生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞。 英検5級〜1級の完全1対1指導を行う英検専科の指導方法を設計しています。 使う教材を絞り込み、単語と文法を徹底して「わからない」をゼロにする指導が方針です。

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