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英検対策

英検準2級プラスのリスニング対策|過去問3回分で見る出題の特徴と聞き方

英検準2級プラスのリスニングは第1部・第2部が各15問で、放送はすべて1回です。公開過去問3回分の原稿を英検専科が分類し、準2級・2級との違い、先読み、会話と英文の聞き方、言い換えの見抜き方、家での練習法をまとめました。

英検準2級プラスのリスニング対策|過去問3回分で見る出題の特徴と聞き方

はじめに

準2級プラスのリスニングは、準2級とは部の分け方も選択肢の出し方も違います。準2級にあった「会話の最後に続く応答を選ぶ問題」がなくなり、会話を聞く第1部と、英文を聞く第2部の2部構成(各15問)になります。一方で、問題の形は2級と同じです。つまり、準2級プラスのリスニングは「2級と同じ形式に慣れる場」だと考えると準備の方向が決まります(英文の長さは回によって違い、2026年度第1回では2級より短めでした)。

この記事では、日本英語検定協会(以下、英検協会)の公式サイトに掲載されている試験内容と、2026年9月時点で公開されている準2級プラスの過去問3回分(2025年度第2回・2025年度第3回・2026年度第1回)の問題冊子とリスニング原稿を英検専科が読み、形式、準2級・2級との違い、出題の特徴、聞き方、言い換えの型、家での練習法と学習計画をまとめました。

分析の結果は公開されている3回分についての観察で、今後の出題を約束するものではありません。記事中の英語の会話・英文・選択肢の例は英検専科が作成したもので、本番の問題ではありません(過去問から取り上げた語句には回と問題番号を添えています)。

英検準2級プラスのリスニングはどんな試験?(2026年9月時点)

準2級プラスのリスニングは約25分・全30問で、第1部(会話)15問と第2部(英文)15問の2部構成です。放送はすべて1回で、選択肢は4つとも問題冊子に印刷されています。

公式サイトの試験内容と、公開されているリスニング原稿から確認できた内容を表にしました。

項目第1部第2部
形式(公式の名称)会話の内容一致選択文の内容一致選択
問題数15問(No. 1〜15)15問(No. 16〜30)
放送されるもの2人の会話と質問英文(物語文・説明文)と質問
放送回数1回1回
選択肢4つ・問題冊子に印刷4つ・問題冊子に印刷
1問の解答時間10秒10秒
  • 試験時間は、リーディング・ライティングが85分、リスニングが約25分です(公式サイト)。
  • 解答時間の「10秒」は、3回分のリスニング原稿すべてに「解答時間はそれぞれ10秒」と書かれていたことから確認しました。
  • 原稿の冒頭では、放送の間にメモをとってよいと案内されています。ただし問題冊子の注意事項には、問題冊子へのメモはかまわないが後で解答用紙に書き写す時間はないと書かれています。1問ごとにマークしていくのが基本です。
  • 公式サイトが示す場面は「家庭、学校、職場、地域(各種店舗・公共施設を含む)、電話、アナウンスなど」、話題は「学校、仕事、趣味、旅行、買い物」などから「科学、自然・環境、テクノロジー、人物紹介」まで幅広く挙げられています。

英検S-CBTでも準2級プラスは実施されており、リスニングはヘッドセットで聞いて画面上の選択肢をクリックして答えます。出題内容・難易度・採点基準は従来型と変わらないと公式サイトに書かれています。級全体の仕組みは英検準2級プラスとは?の解説記事で詳しく扱っています。

準2級・2級のリスニングと何が違う?

準2級からは「部の数」と「選択肢の出し方」が変わり、2級とは形式が同じです。英文の長さは、2026年度第1回では2級より短めでした。 公式サイトの試験内容と、英検専科が2026年度第1回の原稿で数えた語数をもとに比べました。

項目準2級準2級プラス2級
部構成3部(各10問)2部(各15問)2部(各15問)
会話の応答を選ぶ問題あり(3択・選択肢は読み上げ)なしなし
選択肢第2部・第3部は4択・印刷すべて4択・印刷すべて4択・印刷
放送回数すべて1回すべて1回すべて1回
英文を聞く部の1題あたりの語数(2026年度第1回・英検専科の概算)約54語(第3部)約56語(第2部)約66語(第2部)
公式に示された話題の例(抜粋)学校、趣味、人物紹介、科学など左に加えて仕事、テクノロジーなど医療、ビジネスなども含む

語数は、原稿の英文(質問文を除く)の英単語を英検専科が数えた概数です。準2級プラスの第2部は2025年度第2回が約56語、第3回が約62語で、第3回には2級に近い長さの英文も含まれていました。

準2級から進む人が準備で変えたい点は、次の3つです。

  1. 応答を選ぶ問題がなくなる:準2級プラスはすべて、放送のあとに読まれる質問に答える形式です。選択肢を先に読む習慣がより大切になります。
  2. 会話も英文も15問続く:同じ形式が15問続くので、後半で集中が切れないよう、練習でも15問を通して解きます。
  3. 例題がない:2026年度第1回の準2級の原稿では第1部の前に例題が1題放送されていますが、準2級プラスの原稿(3回分)には例題がありませんでした。説明のあとすぐNo. 1が始まります。

2級とは形式が同じなので、準2級プラスで身につけた聞き方はそのまま2級で使えます。2級のリスニングで何が加わるかは英検2級リスニングの対策記事、準2級の形式は英検準2級リスニングの対策記事で確認できます。

リスニングの30問は合否にどれくらい影響する?

リスニングの30問は、リーディング31問・ライティング2問と同じ625点の満点が割り当てられており、一次試験の3分の1の重みがあります。

英検の合否は英検CSEスコアで判定され、問題数に関係なく技能ごとにスコアが均等に配分されています。準2級プラスの技能別の満点は625点で、一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの合計(満点1875点)が合格基準スコア1402点に達すると合格です。

スコアは統計的な手法で算出されるため、正答数から自分のスコアを計算することはできず、「何問正解すれば合格」という公式の目安もありません。ただ、同じ技能の中ではどの問題で正解してもスコアへの影響は同じとされているので、第1部の簡単な会話を1問落とすことも、第2部の説明文を1問落とすことも同じ重さです。「難しい問題を取る」より「取れる問題を落とさない」ことを優先しましょう。

公開過去問3回分ではどんな問題が出た?

3回分の原稿を分類すると、第1部は店や施設の人とのやりとりと知り合い同士の会話がほぼ半々、第2部は身近な人物の話が最も多く、アナウンスが毎回含まれていました。 以下は、英検専科が2025年度第2回・2025年度第3回・2026年度第1回の原稿を読んで分類した結果です(分類の基準は英検専科によるものです)。

第1部:会話の相手

会話の相手2025年度第2回2025年度第3回2026年度第1回
店・会社・施設の人や通りがかりの人など、初対面の相手8問8問9問
家族・友人・同僚など、知り合い同士7問7問6問
合計15問15問15問

初対面の相手との会話では、チケットの予約・変更、店での買い物や返品、駅や図書館での問い合わせといった「用件」がはっきりした会話が多く見られました。電話の会話も各回に複数ありました。

第1部:質問の型

質問の型例(質問の形)2025年度第2回2025年度第3回2026年度第1回
発言内容What does 〜 say/tell〜? What is one thing 〜 says?5問5問4問
希望・目的What does 〜 want to do/know? What does 〜 ask about?3問4問4問
次の行動・予定What will 〜 do next? What is 〜 going to do?3問3問3問
依頼・提案What does 〜 ask 〜 to do? What does 〜 suggest?2問3問1問
理由Why 〜?1問0問3問
その他What is the man doing?1問0問0問
合計15問15問15問

3回とも、「何と言ったか」「何をしたいか」「次に何をするか」の3つで第1部の半分以上を占めていました。

第2部:英文の種類

英文の種類2025年度第2回2025年度第3回2026年度第1回
身近な人物の話(学校・仕事・趣味などの出来事)5問12問9問
アナウンス・呼びかけ(店内・駅・空港・イベント・コーチの話など)4問2問5問
説明文(動物・場所・食べ物・文化など)3問1問1問
実在の人物や会社の紹介3問0問0問
合計15問15問15問

回によって配分がかなり違います。2025年度第3回は人物の話が12問と大半でしたが、2025年度第2回は説明文や人物・会社の紹介が合わせて6問ありました。「人物の話だけ練習すればよい」とは言えないことが、3回分を並べるとわかります。

第2部:質問の型

質問の型2025年度第2回2025年度第3回2026年度第1回
Why(理由)6問3問5問
How(方法・手段)0問2問4問
Where(場所)0問0問2問
What is one thing 〜?(内容の一部)5問3問2問
その他のWhat(出来事・予定・内容)4問7問2問
合計15問15問15問

第1部・第2部を合わせると、「What is one thing 〜?」の形の質問は2025年度第2回で5問、第3回で7問、2026年度第1回で6問ありました。この型は、放送の中の複数の情報から「本文に合う1つ」を選ぶ問題です。何を聞かれるか先にわからないので、次の節の先読みが役に立ちます。

選択肢の先読みはどうする?10秒の使い方

解答時間の10秒のうち、マークに2〜3秒、残りを次の問題の選択肢を読む時間に回すのが基本の流れです。 準2級プラスは第1部も第2部も選択肢が印刷されているので、放送前に「何が問われそうか」を予想できます。

先読みでは、4つの選択肢を全部訳そうとせず、次の3点だけを見ます。

  1. 選択肢の書き出しの形:動詞の原形で始まっていれば「何をするか/したいか」、To〜なら「目的」、She〜/He〜の文なら「発言内容や理由」が問われやすくなります。
  2. 主語がそろっているか:4つとも She で始まれば女性についての質問、主語がばらばらなら「one thing」型の可能性があります。
  3. 4つの選択肢の違い:同じ語が何度も出ていれば、その語自体ではなく「違う部分」が正解を決めます。

英検専科が作成した選択肢の例で確認します(本番の問題ではありません)。

1  Buy a cake for his sister.
2  Change the time of the party.
3  Call the restaurant again.
4  Pick up his sister at the station.

4つとも動詞の原形で始まり、「his」が出てくるので、男性の行動が問われる会話だと予想できます。質問は「What will the man do next?」や「What does the man want to do?」の形になりそうです。放送では、男性が最後に何をすると言うか、予定の変更がないかに注意して聞きます。

先読みが間に合わなくなったら、その問題はいったん「放送だけ集中して聞く」に切り替えます。1問の遅れを引きずって2問続けて崩れるのが、いちばん避けたい流れです。

第1部(会話)はどう聞く?用件と最後のやりとりをつかむ

第1部は、最初の1〜2文で「誰と誰が、何の用件で話しているか」をつかみ、会話の後半で決まったことや頼んだことを聞き取ります。

3回分の原稿では、第1部の会話は45問中38問が4回のやりとり、残りの7問が5回のやりとりでした。短い会話なので、最初の発言を聞き逃すと場面がわからないまま終わってしまいます。聞き方の手順は次のとおりです。

  1. 最初の発言で場面を決める:「Hello. 〇〇 Station.」のような名乗りがあれば電話や窓口の問い合わせ、名前で呼びかけていれば知り合い同士です。
  2. 2文目で用件をつかむ:予約したい、返品したい、手伝ってほしい、など「何のための会話か」をつかみます。
  3. 後半の「変更」と「決定」を待つ:3回分の原稿でも、最初の案から変わった後の内容が答えになる会話がありました(2025年度第3回 No. 12、2026年度第1回 No. 14・No. 15など)。but や instead、Why don't we〜? のあとに注意します。

英検専科が作成した会話の例で確認します(本番の問題ではありません)。

★ Hi, Kate. Are you still coming to the science museum with us on Saturday?
☆ I wanted to, but my grandmother is visiting us that day.
★ That's too bad. We could go on Sunday instead.
☆ Really? That would be great. I'll ask my mom about it tonight.
Question: What will Kate probably do tonight?

正解は「Talk to her mother.」のような選択肢になります。会話の中の ask my mom が、選択肢では talk to her mother に言い換えられています。また「Visit the science museum.」のように会話に出てきた語を含む選択肢は、「今夜すること」ではないので誤りです。このように、予定の変更(Saturday → Sunday)と、最後の発言で決まった行動をつかむことが第1部の中心です。

「What is one thing the woman says?」のような質問では、会話全体からいくつかの事実を覚えておく必要があります。メモをとるなら、英語で書こうとせず「土×→日」「母に聞く」のように日本語や記号で短く書くと、聞くことを止めずに済みます。

第2部(英文)はどう聞く?3つの種類ごとの聞き方

第2部は、英文の最初の1文で種類を見分け、種類に合わせて聞くポイントを変えます。 質問は英文のあとに読まれるので、何を聞かれてもよいように、種類ごとの「答えになりやすい場所」を知っておくと落ち着いて聞けます。

英文の種類最初の1文の特徴聞くポイント
身近な人物の話人の名前で始まる(〇〇 is a high school student. など)出来事の順番、問題が起きた理由、最後にどうなったか
アナウンスAttention, 〜. や Welcome to 〜. で始まるどこでの放送か、何のお知らせか、聞き手に何をしてほしいか
説明文物・場所・文化の名前で始まる数字、特徴、「なぜそうなのか」の説明

人物の話は「逆接のあと」と「最後の文」に注意

人物の話では、However や but、though のあとで話の流れが変わり、そこが答えになる例が3回分の原稿でも見られました(2025年度第3回 No. 23・No. 29など)。英検専科が作成した例です(本番の問題ではありません)。

Ken joined his school's cooking club in April. At first, he could only make
rice balls, but the older members taught him how to make curry and soup.
Last week, he cooked dinner for his family for the first time. His parents
said the soup was delicious, so now he wants to learn how to bake bread.
Question: Why does Ken want to learn how to bake bread?

正解は「His family liked his cooking.」のような選択肢です。英文の「両親がスープをおいしいと言った」が、選択肢では「家族が料理を気に入った」とまとめて言い換えられています。so の前が理由、後ろが結果という関係をつかめていれば選べます。

アナウンスは「目的」と「指示」を分けて聞く

アナウンスでは「Why is this announcement being made?(なぜこの放送が流れているか)」「What is the speaker asking customers to do?(聞き手に何をするよう求めているか)」「Where is this announcement being made?(どこでの放送か)」といった質問が、3回分の原稿で見られました。英検専科が作成した例です(本番の問題ではありません)。

Attention, shoppers. Our store will close at 7 p.m. today, one hour earlier
than usual, because of the fireworks festival. The parking lot will also be
closed from 6 p.m. We are sorry for any trouble this may cause.
Question: Why will the store close early today?

正解は「Because of a local event.」のような選択肢です。fireworks festival が local event(地域の行事)という広い言葉に言い換えられています。質問は英文のあとに読まれるので、放送中は「理由(because of 〜)」「時刻」「場所」を区別しながら聞いておき、質問を聞いてから必要な情報を選びます。

説明文は数字と「特徴」をメモする

説明文は3回分で合計5問でしたが、動物や建物、外国の文化など、初めて聞く話題が出ます。数字(年・重さ・身長など)が出たら、数字そのものより「それが何を示しているか(大きい・古い・背が低い)」をつかみます。次の節で紹介するように、数字は選択肢で評価の言葉に言い換えられることがあるからです。

正解の選択肢はどう言い換えられる?過去問に見る4つの型

準2級プラスのリスニングでは、放送の言葉がほぼそのまま使われた正解もある一方で、別の言葉に言い換えられた正解も多く見られました。 3回分の問題冊子と解答で、英検専科が確認した言い換えの型を4つに分けました(番号は問題番号です)。

型放送の内容 → 正解の選択肢の内容根拠の回
① 具体的な内容 → まとめた言葉部屋の掃除 → 家の用事(chores)2025年度第2回 No. 4
メールアドレスと電話番号 → 連絡先2025年度第2回 No. 10
アクセサリーを売り始めた → 新しい種類の商品を売り始めた2025年度第3回 No. 28
衣料品店からレストランの店長へ → 仕事を変えた2025年度第3回 No. 22
② 同じ意味の別の表現fly → take a plane2026年度第1回 No. 14
by herself → alone2025年度第3回 No. 23
相手チームの方が強い → 相手チームの方が上手2026年度第1回 No. 20
③ 数字・事実 → 評価の言葉身長160センチ → バスケットボール選手としては背が低い2025年度第2回 No. 24
出発の30分前に駅へ → 早めに駅に着く2025年度第2回 No. 1
④ 状況 → そこから言えること台所が修理中 → 家で料理ができない2025年度第2回 No. 26

この表からわかる対策は、放送の単語を選択肢の中に探さないことです。放送で聞いた内容を「つまりどういうことか」と日本語で一度まとめ、そのまとめに合う選択肢を選びます。

反対に、放送に出てきた単語を含む選択肢が誤りだった例も3回分の中に見られました。たとえば2026年度第1回 No. 1 では、会話に出てきたホテルやコンサートの語を含む選択肢が誤りで、正解は「バスの座席を予約する」でした。2025年度第2回 No. 29 では、放送に出てきた white と brown の語を含む選択肢が誤りでした。「聞こえた単語がある=正解」と考えるとこうした選択肢を選んでしまいます。

準2級プラスのリスニングは家でどう練習する?

公式サイトで公開されている過去問の音声(第1部・第2部)と原稿を使い、1回分を「解く → 原稿で確かめる → 声に出す → 言い換えを集める」の順にくり返すのが、英検専科がすすめている練習法です。

公開過去問は3回分なので、1回分を解いて終わりにすると教材がすぐなくなります。1回分を何度も使い切るつもりで、次の手順で進めます。

  1. 本番どおりに1回だけ聞いて解く:途中で止めず、15問通して解きます。答え合わせはまだしません。
  2. 間違えた問題と迷った問題をもう一度聞く:原稿を見ずに2〜3回聞き、答えを変えるか考えます。ここで取れた問題は「集中していれば取れた問題」、取れない問題は「力が足りない問題」です。
  3. 原稿で原因を分ける:聞き取れなかった部分に線を引き、原因を「単語を知らなかった」「知っている単語なのに音でわからなかった」「聞き取れたが内容を取り違えた」の3つに分けます。
  4. 声に出す:原稿を見ながら音声に合わせて読むオーバーラッピングを、音声と同じ速さで言えるまで行います。慣れたら原稿を見ずに少し遅れて繰り返すシャドーイングに進みます。
  5. 言い換えノートを作る:正解の選択肢と、放送の該当部分を並べて書き写します。前の節の表のような「放送 → 選択肢」の組をためていくと、言い換えの型が自分でも見えてきます。

原因が「単語を知らなかった」なら、単語の学習を優先します。原稿には reservation や maintenance のように場面を決める単語が出てきます。単語帳で覚えた語は、音声で発音を確認し、自分で言えるようにしておくと聞き取りやすくなります。

英検専科では、教材を増やす前に、まず過去問3回分の音声を原稿なしで内容がわかるところまで使い切ることをすすめています。リスニング問題集を何冊も買い足すより、同じ音声を何度も聞き、言えるようになるまで練習する方が、1回しか流れない放送への対応力が伸びやすくなります。3回分を使い切った後は、級別の問題集を1冊に絞って同じ手順で使います。

平日は前日に解いた1部分(15問)の音読とシャドーイングを15〜20分、休日に1回分を通しで解いて手順1〜3まで行う、という分け方が続けやすい目安です。

試験3か月前からの学習計画は?

3か月前から始める場合は、1か月目に単語と音の土台、2か月目に過去問3回分の分析、3か月目に通し練習と弱点の補強という順番がおすすめです。

時期目標主な内容
3か月前単語と音の土台を作る級別の単語帳を1冊に決めて毎日進める。準2級の過去問の音声で、1回放送に慣れる。質問の型(Why/How/What is one thing)を聞き分ける練習
2か月前準2級プラスの形式に慣れる公開過去問3回分を1回ずつ解き、家での練習の手順1〜5を行う。第2部は人物の話・アナウンス・説明文の3種類を意識して復習
1か月前通しで崩れないようにする30問を通して解く練習を週1〜2回。先読みのリズム(マーク→次の選択肢)を固める。言い換えノートの見直し
最後の1週間本番のリズムを整える新しい教材には手を広げず、解いた過去問の音声を聞き直す。約25分集中する練習を1〜2回

リーディングやライティングとのバランスも含めた全体の計画は、英検準2級プラスの勉強法で紹介しています。

準2級プラスのリスニングでよくある失敗と対策は?

よくある失敗の多くは「英語が聞き取れない」ことより、「解き方の手順が決まっていない」ことから起きます。 手順を決めて練習すると防ぎやすくなります。

よくある失敗起きること対策
前の問題で迷い続ける次の先読みができず、2問続けて崩れる10秒たったら決めて次へ進む。迷った問題には印だけつける
聞こえた単語で選ぶ放送の語を含む誤りの選択肢を選ぶ放送の内容を日本語でまとめてから選ぶ。言い換えノートで型に慣れる
会話の最初を聞き逃す場面や用件がわからないまま会話が終わる放送前に先読みを終え、最初の1文に集中する
最初の希望で答える会話の後半で変わった内容を問われて間違えるbut/instead/Why don't we〜? のあとを待ってから判断する
第2部の後半で集中が切れる後半の問題で聞き逃しが増える練習から30問を通しで解く。途中で止めない
準2級の感覚で臨む応答問題がないことや、例題がないことに戸惑う本番前に準2級プラスの過去問を最低1回は通しで解く

まとめ

  • 準2級プラスのリスニングは約25分・全30問で、第1部(会話)15問と第2部(英文)15問の2部構成。放送はすべて1回、選択肢は4つとも印刷、解答時間は各10秒(2026年9月時点)。
  • 準2級との違いは、応答を選ぶ問題がなくなり2部構成になること。2級とは形式が同じ(英文の長さは回によって違い、2026年度第1回では2級より短めだった)。
  • 公開過去問3回分では、第1部は初対面の相手と知り合い同士の会話がほぼ半々、第2部は人物の話が中心で、アナウンスが毎回含まれていた。配分は回によって違う。
  • 先読みでは、選択肢の書き出しの形・主語・4つの違いの3点を見て質問を予想する。
  • 言い換えられた正解が多く見られた。「まとめた言葉」「同じ意味の別表現」「数字から評価へ」「状況から言えること」の4つの型を知り、放送の単語を選択肢に探さない。
  • 家での練習は、過去問1回分を「解く → 原稿で原因を分ける → 声に出す → 言い換えを集める」の順に使い切る。

英検専科の指導について

英検専科は、英検に特化した完全1対1の個別指導塾です。英語の授業は、代表・長延映寛(代表・英語科主任)が設計した指導法のもとで、代表が育成した講師が担当します。代表による直接指導は指名オプション(1回あたり+2,200円・税込)でご利用いただけます。英検対策の講師陣は、英検1級をはじめ、英検準1級・TOEIC850点以上などの高難度の英語資格を持つ講師で構成しています。準2級プラスのリスニングでは、単語と文法の確認を授業に組み込みながら、過去問の原稿を使って正解の選択肢が放送のどの部分をどう言い換えているのかを一つずつ説明し、使う教材を絞って同じ音声をくり返し使い切ります。

授業外の質問・添削は、学習アプリ English LABO の AI 機能で受けられ、LINE・メールでも受け付けています(回数無制限・無料)。実績は、受講開始から3ヶ月以内に次の級を受験した受講生の合格率 95%超(受講開始から3ヶ月以内に受験した回で最終合格した人の割合。3級以上は同じ回の二次試験まで合格、4級・5級は一次試験の合格。開校以来の全受講生が対象・当教室調べ)です。合格を保証するものではありません。代表は、生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞しています。準2級プラスのコース内容は英検準2級プラスの対策ページをご覧ください。

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出典・参考

この記事を書いた人

長延映寛(英検専科 代表・英語科主任)

生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞。 英検5級〜1級の完全1対1指導を行う英検専科の指導方法を設計しています。 使う教材を絞り込み、単語と文法を徹底して「わからない」をゼロにする指導が方針です。

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