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英検対策

英検準2級プラスの勉強法|2級との差・大問別対策・教材を絞った学習計画

英検準2級プラスは、準2級から形式が2級型に変わる級です。2級との差、語彙・長文・英文要約・英作文・リスニング・面接の大問別の勉強法、準2級プラスと2級のどちらを受けるかの判断、教材を絞った学習計画とよくある失敗をまとめました。

英検準2級プラスの勉強法|2級との差・大問別対策・教材を絞った学習計画

はじめに

「準2級に合格したけれど、準2級プラスは何から勉強すればいいの?」「2級に直接進むべき?」。この記事は、そんな中高生と保護者の方に向けた英検準2級プラスの勉強法のまとめです。

級の概要は英検準2級プラスとは?の解説記事、ライティングの書き方は準2級プラスのライティング対策、面接の答え方は準2級プラスの二次試験(面接)対策で詳しく扱っています。この記事では「何を・どの順番で・どの教材で勉強するか」に絞ります。

試験の情報は日本英語検定協会の公式サイトで確認した2026年9月時点の内容です。英語の例はすべて英検専科が作成したもので、本番の問題ではありません。

英検準2級プラスの勉強法は何から始める?

「単語と文法」→「長文」→「英文要約・英作文」→「リスニング」→「面接」の順に土台を積み上げ、教材は単語帳1冊・文法の問題集1冊・公式の過去問に絞るのが効率的です。

準2級プラスで新しく求められるのは、英文要約や3コマイラストの説明といった「要点をまとめる力」です。ただ、要点をまとめるには英文を正確に読めることが前提で、そのためには単語の意味を知り、文の構造(どれが主語で、どれが動詞か)を取れる必要があります。英検専科では、単語と文法を徹底し、「なぜそうなるか」を明快なロジックで説明できる状態を目指します。この順番を飛ばして過去問だけを解き続けると、点数が安定しにくくなります。

準2級から何が変わる?2級との差は?

準2級プラスは、問題の形式は2級とほぼ同じで、語数や英語の負荷は2級より軽い級です。 公式サイトの試験内容と2026年度第1回の問題冊子の指示をもとに整理しました。

項目準2級準2級プラス2級
目安高校中級程度高校上級程度高校卒業程度
リーディング・ライティング80分85分85分
リーディング29問(会話文の空所補充あり)31問31問
ライティングEメール+英作文英文要約(25〜35語)+英作文(目安50〜60語)英文要約(45〜55語)+英作文(80〜100語)
リスニング3部構成・30問2部構成・30問2部構成・30問
面接約6分・音読50語程度約7分・音読55語程度・3コマイラスト約7分・音読60語程度・3コマイラスト
合格基準スコア(一次/二次)1322/4061402/4271520/460

準2級から進むときに勉強のしかたを変えるべき点は、次の3つです。

  1. ライティングがEメールから英文要約に変わる:英文を読んで要点を25〜35語にまとめる、読む力と書く力を同時に使う問題です。
  2. リーディングが長文中心になる:会話文の空所補充がなくなり、長文の語句空所補充が6問、内容一致選択が8問になります。
  3. 面接のイラストが3コマの展開説明になる:3コマのストーリーを順番に説明します。

2級との差は主に語数です。また2級の英作文では「TOPIC」と理由の参考となる観点(POINTS)が示されますが、準2級プラスは2026年度第1回の問題冊子では外国人の知り合いからの「QUESTION」に答える形でした。公式のよくある質問では、語彙や文の構造は2級より負荷を低くし、準2級より抽象度の高い話題について詳しい情報を処理する力を測る、と説明されています。

ライティング2問はリーディング31問と同じ重み

英検の合否は英検CSEスコアで判定され、技能ごとにスコアが均等に配分されています。準2級プラスの技能別の満点は625点で、リーディング(31問)もライティング(2問)もリスニング(30問)も同じ625点です。公式サイトでは、2016年度第1回の一次試験で、2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格していたと紹介されています(準2級プラス新設前のデータで、合格を約束する目安ではありません)。苦手な技能を1つ作らないことが勉強法の基本方針です。

準2級プラスを受けるべき人・2級へ直接進むべき人は?

迷ったら、2級の公式過去問を1回分、時間を計って解いてみると、判断の材料になります。 技能ごとの手ごたえを見て、次の表を目安に考えてください。

状況おすすめ理由
準2級に合格したばかりで、要約問題を解いたことがない準2級プラス要約・3コマイラストを短い語数で経験でき、2級への段階を作れる
2級の過去問で、ライティングが書き切れない準2級プラス同じ種類の問題を、少ない語数で型から身につけられる
2級の過去問で、長文の単語がわからない部分が多い準2級プラス語彙の負荷が2級より低い英文で読み方を固められる
2級の過去問で、どの技能もあと少しで届きそう2級形式がほぼ同じなので、2級の演習を続ける方が近道になりやすい
志望校などの要件が「2級以上」と決まっている2級を軸に計画準2級プラスを経由するかは、残り期間と現在の力で判断する

公式の特設サイトによると、準2級に合格してから2級に合格するまでには約2年近くかかっているというデータがあり、そのギャップを埋めるために準2級プラスが新設されました。なお、準2級の文法やEメールの書き方にまだ不安がある場合は、先に英検準2級の勉強法で土台を固める方が、結果的に伸びやすくなります。入試などでの級の扱いは学校ごとに異なるため、必ず募集要項を確認してください。

語彙・文法の勉強法(大問1・17問)

大問1(短文の語句空所補充・17問)は、単語帳1冊を「見て意味が言える」状態まで完璧にすることを優先しましょう。

単語帳は準2級プラスや2級に対応したものを1冊だけ選び、次の順でくり返します。

  1. 1周目:英単語を見て1秒以内に意味が言えるかをチェックし、言えない語に印をつける
  2. 2周目以降:印の語だけをくり返し、例文ごと音読する
  3. 仕上げ:日本語を見て英語が言えるかを確認する(要約・英作文で使うため)

英検協会は級ごとの語彙数を公表していません。「何語覚えたか」ではなく、選んだ1冊に意味を言えない語がなくなったかを基準にしてください。新しい単語帳を買い足すより、同じ1冊を完璧になるまでくり返す方が定着します。

文法も問題集を1冊に絞り、正解した問題でも「なぜその答えになるのか」を説明できるかを確認します。長文では関係詞や分詞で1文が長くなるので、主語と動詞を見つける練習が欠かせません(例文は自作です)。

The park that my family visited last weekend has a new garden.
(家族が先週末に訪れた公園には、新しい庭がある)

主語は The park、動詞は has で、that my family visited last weekend は The park を後ろから説明しています。この「説明の部分をくくる」力が、長文と要約の土台になります。

長文の勉強法(大問2・大問3)

長文は「段落ごとの要点を一言でメモする」練習をすると、長文の得点と要約の力が同時に伸びます。

  • 大問2:長文の語句空所補充(6問):2026年度第1回では、2つの英文に3問ずつ空所がありました
  • 大問3:長文の内容一致選択(8問):2026年度第1回では、Eメール(3問)と説明文(5問)でした

大問2には、文と文をつなぐ言葉(「その結果」「それでも」など)を選ぶ問題もあります。空所の前後が「結果」「反対」「例」のどの関係かを判断してから選択肢を見ると迷いにくくなります。大問3は先に質問文を読み、本文の根拠の文に線を引いてから選択肢と照らし合わせます。選択肢は本文を言い換えていることが多いので、本文と同じ単語が入った選択肢に飛びつかないことが大切です。

解き終わったら、段落ごとに「第1段落=話題の紹介」「第2段落=よい点」「第3段落=問題点」のように一言メモを作ります。これがそのまま要約の練習になります。

英文要約の勉強法(25〜35語)

英文要約は「段落の役割をつかむ」→「具体例をまとめ語に言い換える」→「25〜35語に収める」の3段階で練習します。 詳しい手順と練習問題は、冒頭で紹介したライティング対策の記事をご覧ください。

公式のよくある質問によると、要約は内容・構成・語彙・文法の4観点で各0〜4点の5段階で採点され、満点は16点です。問題冊子には、英文の要約になっていないと判断された場合は0点と採点されることがあると書かれています。本文の書き写しでは要約になりません。

差がつくのは、具体例を一語でまとめる力です。次のような「まとめ語」をノートにためていきましょう(例は自作です)。

本文の具体例まとめ語
apples, bananas, and grapesfruit
buses and trainspublic transportation
phones, tablets, and computersdevices
saves money and timeis convenient

最初は時間を気にせず段落メモを作ってから書き、慣れたら1題10〜12分で書きます。書いたら必ず語数を数え、添削を受けて書き直すまでを1セットにします。

英作文の勉強法(目安50〜60語)

英作文は「意見→理由1→理由2→まとめ」の型を1つに決め、理由のストックを増やしながら書き直すのが効果的です。

問題冊子の指示では、QUESTIONについて意見とその理由を2つ書き、語数の目安は50〜60語です。QUESTIONに対応していないと判断された場合は0点と採点されることがあるので、聞かれたことに正面から答えることを徹底します。

準2級プラスは身近な社会的な話題を扱う級とされています。理由を毎回ゼロから考えると時間が足りないので、使える理由をテーマ別に英語でためておきます(例は自作です)。

テーマ理由の例
学習It helps students learn more effectively.
健康It is good for our health.
時間It can save a lot of time.
安全It can make our lives safer.

ストックはQUESTIONに合わせて具体的に言いかえ、理由ごとに「例えば〜」と1文を足すと、目安の語数に収まりやすくなります。語数を増やそうとして話がそれると、構成の評価が下がりやすくなります。

リスニングの勉強法(第1部・第2部 各15問)

リスニングは「過去問の音声を解く→スクリプトで確認→音読」をくり返すと、1回しか流れない放送に対応できるようになります。

第1部は会話、第2部は英文を聞いて4つの選択肢から選ぶ形式で、放送はすべて1回です。2026年度第1回のリスニング原稿では、解答時間は各10秒で、第2部には人物についての話のほか、アナウンスや説明文も含まれていました。選択肢は問題冊子に印刷されています。

  1. 選択肢を先に読む:「行動を聞かれそう」「理由を聞かれそう」と予想する
  2. スクリプトで確認:聞き取れなかった語が「知らない語」か「知っているのに聞き取れない語」かを分ける
  3. 音読とオーバーラッピング:音声と同時にスクリプトを読む。自分で発音できる音は聞き取りやすくなります

公式サイトには過去問のリスニング音源と原稿が公開されています。新しい教材を増やすより、過去問の音声を完璧に聞き取れるまでくり返す方が効率的です。

面接(二次試験)の勉強法

面接は、一次試験の前から「音読」と「3コマの説明」を少しずつ練習しておくと、一次試験後の準備が楽になります。

二次試験は約7分の個人面接で、55語程度のパッセージの黙読(20秒)と音読、パッセージについての質問、3コマイラストの展開説明(考える時間は20秒)、受験者自身の意見を問う質問が続きます。各質問の答え方は、冒頭で紹介した面接対策の記事で詳しく解説しています。

長文やリスニングのスクリプトの音読を毎日続け、3コマ説明は「コマごとに2文」を目安に、一次試験の2〜3週間前から週1〜2回練習しておきましょう。公式サイトには二次試験のサンプル問題とバーチャル二次試験もあります。

教材を絞った準2級プラスの学習計画

教材は「単語帳1冊・文法の問題集1冊・公式の過去問」を基本にし、同じ教材を完璧になるまでくり返します。

2026年9月時点で、公式サイトの準2級プラスのページには、2025年度第2回・第3回と2026年度第1回の一次試験の問題冊子・リスニング原稿・音源・解答が掲載されています。1回分を解いて終わりにせず、間違えた問題を解き直せるまで使い切りましょう。

3か月前から始める場合

時期中心にやること
3か月前〜2か月前過去問を1回分解いて弱点を確認。単語帳1周目。文法の問題集で未習単元を確認。長文の段落メモを始める
2か月前〜1か月前単語帳2周目。要約・英作文を週2〜3回書いて添削を受け、書き直す。リスニングは過去問で3ステップ練習
1か月前〜2週間前過去問を時間を計って解き、ミスの原因(単語・文法・読み方・時間配分)を分けて復習。3コマ説明を開始
直前2週間新しい教材は増やさない。単語帳の仕上げと過去問の解き直し。要約か英作文を毎日1題
一次試験後面接の通し練習

2か月前から始める場合は、単語帳は印の語を優先し、文法は過去問で間違えた単元に絞って、1か月前からは過去問の演習と解き直しを中心にします。

85分の時間配分の目安

次の配分は英検専科の目安で、公式の配分ではありません。

パート目安
大問1(17問)12分
大問2(6問)12分
大問3(8問)25分
英文要約12分
英作文18分
見直し6分

過去問では実際にかかった時間を記録し、ライティングに合計25〜30分を残せるかを確認してください。

英検準2級プラスでよくある失敗と対策

よくある失敗の多くは、「教材の増やしすぎ」と「ライティングの後回し」から生まれます。

  • 準2級や2級の教材を何冊も並行する:どれも中途半端になります。単語帳・文法の問題集・過去問に絞って使い切りましょう。
  • 要約で本文を書き写す:段落メモを作り、まとめ語に言い換えてから書きます。
  • 英作文で理由が1つしかない・質問からずれる:書き終えたら「QUESTIONに答えているか」「理由が2つあるか」「語数が目安に近いか」を確認します。
  • ライティングを最後に回す:2問でもリーディング31問と同じ重みです。演習ではライティングの時間を先に確保します。
  • リスニングを聞き流すだけ:スクリプトの確認と音読までを1セットにします。
  • 3コマ説明を一次試験後に初めて練習する:準2級にない形式なので、一次試験前から少しずつ慣れておきます。

よくある質問

Q. 準2級プラスは英検S-CBTでも受けられますか?

はい。英検S-CBTのページでは、2026年9月時点で実施級として準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級が挙げられています。原則毎週土日に実施され(級や地域により毎週でない場合があります)、同回次(第1回/第2回/第3回)で同じ級を3回まで受験できます。ライティングは筆記型とタイピング型があり、スピーキングはヘッドセットで解答を録音する吹込み式です。

Q. 準2級プラスの勉強は2級にもつながりますか?

つながります。一次試験の問題構成は2級とほぼ同じで、面接も音読・3コマイラストの説明・意見の質問という流れが共通しています。要約の手順や英作文の型は、語数を増やせば2級でも使えます。

まとめ

  • 英検準2級プラスは、形式は2級とほぼ同じで、語数や英語の負荷は2級より軽い級(2026年9月時点)
  • 「単語と文法」→「長文」→「要約・英作文」→「リスニング」→「面接」の順に土台を積み上げる
  • 技能ごとにスコアが均等に配分されるため、ライティング2問はリーディング31問と同じ重み
  • 準2級プラスか2級かで迷ったら、2級の過去問を1回分解いて技能ごとの手ごたえで判断する
  • 要約は段落メモとまとめ語、英作文は型と理由のストック、リスニングはスクリプト確認と音読が柱
  • 教材は単語帳1冊・文法の問題集1冊・公式の過去問に絞り、完璧になるまでくり返す

英検専科の指導について

英検専科は、英検に特化した完全1対1の個別指導塾で、授業はオンラインで全国から受講できます。英検対策の講師陣は、英検1級をはじめ、英検準1級・TOEIC850点以上などの高難度の英語資格を持つ講師で構成しています。英語の授業は、代表・長延映寛(代表・英語科主任)が設計した指導法のもとで、代表が育成した講師が担当します。代表による直接指導は指名オプション(1回あたり+2,200円・税込)でご利用いただけます。準2級プラスでは、単語と文法の土台を固めたうえで、要約・英作文の添削と書き直し、3コマイラストの説明練習まで、使う教材を絞って一つずつ仕上げていきます。

授業外の質問・添削は、学習アプリ English LABO の AI 機能でいつでも受けられ、LINE・メールでも受け付けています(回数無制限・無料)。これまでの実績は、受講開始から3ヶ月以内に次の級を受験した受講生の合格率 95%超(受講開始から3ヶ月以内に受験した回で最終合格した人の割合。3級以上は同じ回の二次試験まで合格、4級・5級は一次試験の合格。開校以来の全受講生が対象・当教室調べ)です。合格を保証するものではありません。代表は、生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞しています。準2級プラスのコース内容は英検準2級プラスの対策ページをご覧ください。

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出典・参考

この記事を書いた人

長延映寛(英検専科 代表・英語科主任)

生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞。 英検5級〜1級の完全1対1指導を行う英検専科の指導方法を設計しています。 使う教材を絞り込み、単語と文法を徹底して「わからない」をゼロにする指導が方針です。

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