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英検対策(更新: )

英検準2級プラスの二次試験(面接)対策|流れ・答え方・練習法

英検準2級プラスの二次試験は約7分の個人面接です。55語程度のパッセージの音読、No.1のパッセージの質問、No.2の3コマイラストの展開説明、No.3・No.4の意見を問う質問の流れと答え方の型、評価の観点、合格基準スコア427、準2級・2級との違い、練習法を公式情報をもとにまとめました。

英検準2級プラスの二次試験(面接)対策|流れ・答え方・練習法

はじめに

英検準2級プラスは、一次試験に合格すると二次試験(面接)に進みます。準2級の面接を経験した人にとっては、イラストが「3コマの展開説明」になることが大きな変化です。

ただ、面接は流れと質問の形が決まっている試験です。流れを知って本番どおりに練習しておけば、当日あわてることを減らせます。

この記事では、日本英語検定協会(以下、英検協会)の公式サイトで確認できた情報をもとに、準2級プラスの面接の流れ・質問の構成・評価のしかたを整理し、答え方の型と練習法を紹介します。試験の情報は2026年9月時点のものです。英語の例はすべて英検専科が作成したもので、本番の問題ではありません。準2級プラス全体の対策は英検準2級プラス対策ページもご覧ください。

英検準2級プラスの二次試験の基本情報(2026年9月時点)

結論:面接委員1人との約7分の個人面接で、音読のあとに4つの質問に答えます。

項目内容
形式個人面接(面接委員1人)。やりとりはすべて英語
所要時間約7分
問題カード55語程度のパッセージ(英文)と3コマのイラスト
流れ黙読(20秒)→音読→No.1→No.2(考える時間20秒)→No.3・No.4
主な話題身近な社会的な話題(過去の出題例:動画配信サービス、ドッグセラピー)
合格基準スコア427(英検CSEスコア)

面接中のメモ・写真撮影・録音は禁止されています。

当日の流れ(入室から退室まで)

結論:No.1・No.2はカードを見て答え、No.2のあとにカードを裏返し、No.3・No.4はカードを見ずに答えます。

公式サイトで説明されている流れです。

  1. 入室:係員の指示に従って面接室に入る
  2. 面接カードを渡す:面接委員に「面接カード」を手渡す
  3. 着席:面接委員の指示に従って座る
  4. 氏名・級の確認と挨拶
  5. 問題カードを受け取る:パッセージと3コマのイラストが印刷されている
  6. 黙読(20秒)
  7. 音読:指示があったら、英語のタイトルから読む
  8. No.1:パッセージについての質問
  9. No.2の考える時間(20秒)
  10. No.2:イラストの展開説明。このあと、カードを裏返すよう指示される
  11. カードを裏返す
  12. No.3・No.4:受験者自身の意見を問う質問(カードを見ずに答える)
  13. 問題カードを返す:面接委員に返してから退室する
  14. 退室:控室に戻ったり、待っている受験者と話したりしない

問題カードと4つの質問の構成

結論:No.1はパッセージ、No.2は3コマのイラスト、No.3・No.4は自分の意見。質問ごとに「答えの型」を決めておきます。

順番形式公式サイトの説明
音読音読55語程度のパッセージを読む
No.1パッセージについての質問音読したパッセージの内容についての質問に答える
No.2イラストについての質問3コマのイラストの展開を説明する
No.3受験者自身の意見などある事象・意見について自分の意見などを述べる(カードのトピックに関連した内容)
No.4受験者自身の意見など日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見などを述べる(トピックに直接関連しない内容も含む)

問題カードの例として、次のパッセージ(英検専科作成・タイトルを除く本文は空白で区切って数えて54語)を使います。

Sharing Bicycles
Many cities now have bicycle-sharing services. People can rent a bicycle with
a smartphone app and return it at another station near their destination.
Some cities offer these services at low prices, and in this way, they
encourage people to use cars less. Bicycle-sharing services are becoming a
convenient way to travel around cities.

音読:タイトルから、意味のまとまりで区切る

黙読の20秒で、読み方に自信のない単語と、区切る位置(カンマ・ピリオド・意味のまとまり)を確認します。速く読む必要はありません。はっきりした声で、意味のまとまりごとに読み、知らない単語があっても止まらずに読み進めましょう。

No.1:答えの場所を探し、質問に対応する形で答える

公式のサンプル問題では、No.1は「According to the passage, how 〜?」の形で聞かれています。

Q: According to the passage, how do some cities encourage people to use cars less?
A: By offering bicycle-sharing services at low prices.

パッセージに in this way や by doing so があるときは、その前の部分が答えになっていることがあります。how で聞かれたら「By 〜ing.」、why で聞かれたら「Because 〜.」のように、質問に対応する形で必要な部分だけを答えます。主語を入れて答える場合は、パッセージの名詞を代名詞(they など)に置き換えます。

No.2:3コマを順番に、1コマ2文を目安に説明する

No.2は、準2級から進む人にとって新しい課題です。公式サイトによると、考える時間が20秒与えられ、説明の言い出し部分は問題カードに印刷されています。公式サンプルでは、2コマ目・3コマ目に時間の経過を示す語句の枠があり、吹き出しのせりふも描かれていました。

コマ言うこと使う形
1コマ目カードの言い出し文+せりふや行動印刷された文をそのまま読む/said, "〜."
2コマ目枠の語句(時間)+人物の行動過去進行形(was 〜ing)
3コマ目枠の語句(時間)+人物の状況や気持ち過去形・because

たとえば、言い出し文が「One day, Ken was talking with his mother in the living room.」と印刷された、次のような3コマを想定します。

  • 1コマ目:居間で、ケンが母親に「お父さんの誕生日にケーキを作ろう」と話している
  • 2コマ目(枠:The next afternoon):ケンと母親が台所でケーキを作り、ケンが卵と砂糖を混ぜている
  • 3コマ目(枠:That evening):母親が父親からの電話を受け、帰りが遅くなると知ったケンががっかりしている
One day, Ken was talking with his mother in the living room. He said to her,
"Let's make a cake for Dad's birthday." The next afternoon, Ken and his mother
were making a cake in the kitchen. Ken was mixing eggs and sugar. That evening,
Ken's mother got a phone call from his father. Ken was disappointed because his
father would come home late.
  • 枠の語句(The next afternoon など)を文の頭で使うと、場面の切り替わりが伝わります
  • 吹き出しのせりふは said, "〜." でそのまま引用するか、said that 〜 で言い換えます
  • 最後のコマは「状況」まで言う:行動だけでなく、because で理由や気持ちを添えます

20秒の考える時間は、コマごとに使う動詞を1つずつ決めるのに使うと、話し始めやすくなります。

No.3:Yes / No のあと、理由を2文程度で

No.3は、カードのトピックに関連した話題について、Yes / No で答えたあと、理由を聞かれる形が公式サンプルで示されています。

Q: Do you think more people will use bicycle-sharing services in the future?
A: Yes.
Q: Why?
A: Riding a bicycle is good for the environment. Also, it is a good way to stay healthy.

「No.」と答えた場合は「Why not?」と理由を聞かれます。どちらの立場でもよいので、理由を言いやすいほうを選びましょう。理由は2文程度にすると、情報量を示しやすくなります(文の数に決まりはありません)。

No.4:導入の文を聞き取り、意見と理由を2文程度で

No.4は、日常生活の一般的な事柄についての質問です。公式サンプルでは、短い導入の文のあとに Yes / No で答える質問が続いています。トピックと直接関係のない内容のこともあります。

Q: These days, many people buy things online. Do you think shopping in stores
   is better than shopping online?
A: Yes.
Q: Why?
A: People can check the size and quality before they buy something. Also, they
   can ask store staff for advice.

No.3・No.4とも、「主張→理由や具体例」の2文程度を目安にすると組み立てやすくなります。文の数が決められているわけではありません。「意見を述べてから理由を添える」という考え方は一次試験の英作文とも共通するので、英検準2級プラスのライティング対策で練習した理由の考え方も参考になります。

評価の観点と合格基準

結論:応答内容・発音・語い・文法・語法・情報量に加え、伝えようとする態度も評価されます。合格基準スコアは427です。

公式サイトによると、準2級プラスの面接は次の観点で評価されます。

  • 応答内容
  • 発音
  • 語い
  • 文法、語法
  • 情報量
  • 積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度

最後の観点は、一般に「アティチュード」と呼ばれます。入室から退室まで、面接委員の顔を見て、聞こえる声で話しましょう。

準2級プラスの二次試験の合格基準スコアは427(英検CSEスコア)です。二次試験はスピーキングのスコアのみで判定され、各級の合格基準スコアは変動しません。スコアは統計的な手法で算出されるため、「何問できれば合格」と自分で計算することはできません。だからこそ、どの質問でも黙らず、何かしら英語で答えることを大切にしましょう。しくみは英検CSEスコアの仕組みと合格点で解説しています。

準2級・2級の面接との違い

結論:準2級からはイラストが3コマの展開説明に変わり、質問は5つから4つになります。流れは2級と共通です。

項目準2級準2級プラス2級
所要時間約6分約7分約7分
音読パッセージ50語程度55語程度60語程度
イラスト2枚(人物の行動・状況)3コマの展開説明3コマの展開説明
質問の数5つ4つ4つ
主な話題日常生活の話題身近な社会的な話題社会性のある話題
合格基準スコア406427460

準2級の面接の流れは英検準2級の面接対策で、2級の面接は英検2級の面接対策で解説しています。3コマの説明に慣れておくと、2級でも同じ型で練習を続けられます。

つまずきやすいポイント

  • タイトルを読み飛ばす:練習のときから毎回タイトルを読むくせをつける
  • No.2で言い出し文を読まない:カードに印刷された文から始める
  • No.2で1コマ目だけ詳しく話し、3コマ目が短くなる:1コマ2文を目安に配分する
  • No.3・No.4の答えが単語だけで終わる:「It's fun.」だけで終わらせず、主語と動詞のある文で理由を説明する(2文程度が目安)
  • 聞き返しすぎる:公式サイトでは、自然な流れの中での聞き返しは減点の対象にならないとされています。ただし、不自然な聞き返しや、くり返しの聞き返しは減点の対象です

家でできる練習法

結論:本番と同じ流れの「通し練習」を、録音しながらくり返すことをおすすめしています。

1. 20秒黙読→タイトルから音読

教科書や問題集から55語前後の英文を選び、無理のない範囲で毎日1〜2題を目安に読みます。読めない単語は音声で確認します。

2. 4コマ漫画や教科書の挿絵で「コマ送り説明」

4コマ漫画の3コマ分や、教科書の場面の絵を使い、1コマ2文を目安に、過去進行形などを使って説明します。20秒のタイマーを使い、考える時間の感覚にも慣れておきましょう。

3. No.3・No.4の「理由のストック」を作る

環境、テクノロジー、買い物、健康、学校、地域など、身近な社会的な話題について、「Yes の理由」「No の理由」を2文程度ずつ準備しておきます。

4. 保護者が面接委員役で通し練習

保護者の方が英語が苦手でも、次のような簡単な台本で練習できます(練習用に作ったもので、本番の言い回しと同じとは限りません)。

Please sit down. What's your name?
(問題カードを渡して20秒待つ)
Please read the passage aloud.
No.1(パッセージについて質問)
Please look at the pictures. You have 20 seconds.(20秒待つ)
Please begin.(No.2)
Please turn over the card.
No.3〜No.4(意見について質問)
Could I have the card back, please?

一次試験後から本番までの練習計画(例・分量は目安)

時期中心にやること
一次試験後〜1週目流れを覚える。音読とNo.1・No.2の型を毎日1題
2週目No.3・No.4の理由のストックを作る。通し練習を1日1回
本番直前新しい練習は増やさず、録音を聞き直して苦手な質問だけを練習

直前の過ごし方は英検直前1週間の最終チェックリストもあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 二次試験に不合格だったら、一次試験から受け直しですか?

公式サイトによると、1級〜3級の一次試験に合格し、二次試験を欠席または不合格となった場合は、一次試験免除を申請して二次試験から受けられます。申請できるのは翌年度の同じ回までです。

Q. 英検S-CBTでも面接はありますか?

英検S-CBTは準2級プラスでも実施されていて、スピーキングはヘッドセットを装着して解答を録音する「吹込み式」です。英検協会によると、出題内容・難易度・採点基準は従来型と変わりません。

Q. 当日の持ち物で気をつけることはありますか?

2026年度第1回検定から、準2級プラスを含む1級〜3級の受験者は、試験当日に英検協会が定める顔写真付き身分証明書の原本の提示が必要です(従来型の二次試験の公開会場を含む)。詳細は英検協会の案内ページで確認してください。

まとめ

  • 準2級プラスの二次試験は、面接委員1人との約7分の個人面接
  • 黙読20秒→タイトルから音読→No.1→No.2(考える時間20秒)→No.3・No.4。No.2のあとにカードを裏返す
  • No.1は質問に対応する形で答え、No.2は言い出し文から、1コマ2文を目安に過去形で3コマを順番に
  • No.3・No.4はYes / No+理由2文程度
  • 合格基準スコアは427。情報量と伝えようとする態度も評価される
  • 流れは2級と共通なので、2級に向けた準備にもつながる

英検専科の指導について

英検専科では、面接対策も完全1対1で行っています。授業はオンラインで全国から受講でき、面接練習もオンラインで本番と同じ流れで行えます(オンライン授業について)。音読の区切り方、3コマの説明で使う動詞と時制、No.3・No.4の理由の組み立て方まで、一人ひとりの答えに合わせて確認します。一次試験の対策から、使う教材を必要なものに絞り、単語と文法の土台を固めながら、試験日から逆算した計画で合格を目指します。

授業外の質問・添削は、学習アプリ English LABO の AI 機能でいつでも受けられ、LINE・メールでも受け付けています(回数無制限・無料)。代表は、生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞しています。「家では練習相手がいない」という方は、無料体験授業のお申し込みからお気軽にご相談ください。

出典・参考

この記事を書いた人

長延映寛(英検専科 代表・英語科主任)

生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞。 英検5級〜1級の完全1対1指導を行う英検専科の指導方法を設計しています。 使う教材を絞り込み、単語と文法を徹底して「わからない」をゼロにする指導が方針です。

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