本文へスキップ
英検対策

英検3級の長文読解対策|掲示・Eメール・説明文の解き方と4級からの変化

英検3級の長文読解(大問3・10問)の対策を、公式情報と公開過去問3回分の分析をもとに解説します。4級からの変化、掲示・Eメール・説明文それぞれの読み方、設問と本文の対応、言い換えとひっかけの見抜き方、学年別の進め方までまとめました。

英検3級の長文読解対策|掲示・Eメール・説明文の解き方と4級からの変化

はじめに

英検3級の長文でつまずく中学生の多くは、「単語は知っているのに答えが選べない」と言います。原因の多くは、本文と選択肢で同じ内容が別の言葉で書かれていることに気づけないことです。公開されている2026年度第1回の問題冊子で比べると、4級の長文は本文の語句がそのまま選択肢に出てくる問題が多かったのに対し、3級では言い換えが多く見られました。また、公開過去問3回分(2026年度第1回・2025年度第3回・第2回)では、Eメールの途中で予定が変わったり、説明文の最後に「この文章は何についての話か」を問われたりする問題がありました。

この記事では、英検3級のリーディングのうち、長文の大問3(10問)にしぼって、次のことを解説します。

  • 大問3の形式と問題数、4級の長文から何が変わるのか
  • 公開過去問3回分(2025年度第2回・第3回、2026年度第1回)から見えた出題の特徴
  • 掲示・Eメール・説明文、それぞれの読み方と設問の探し方
  • 言い換えとひっかけの見抜き方、知らない単語が出たときの考え方
  • 音読・解き直しの練習法と、学年別の進め方・学習計画

試験情報は2026年9月時点で、日本英語検定協会(以下、英検協会)の公式サイトと、公式サイトで公開されている問題冊子・解答で確認したものです。記事中の英語の例文・例題は、説明のために英検専科が作ったもので、本番の問題ではありません。65分の中での時間の割り振りについては英検リーディングの時間配分の記事で詳しく扱っています。

英検3級の長文読解はどんな問題?大問3の形式と問題数(2026年9月時点)

英検3級の長文は、大問3「長文の内容一致選択」の10問です。 公式サイトでは問題文の種類が「掲示・案内、Eメール(手紙文)、説明文」と示されていて、4つの選択肢から答えを1つ選ぶ形式です。リーディング・ライティングは合わせて65分です。

公式サイトに書かれている形式

大問形式問題数問題文の種類(公式の表記)
大問1短文の語句空所補充15問短文・会話文
大問2会話文の空所補充5問会話文
大問3長文の内容一致選択10問掲示・案内、Eメール(手紙文)、説明文

リーディングは全部で30問なので、長文10問はその3分の1にあたります。英検CSEスコアは技能ごとに均等に配分されていて、3級はリーディング・リスニング・ライティングがそれぞれ550点満点です。

公開過去問3回分で確認できた構成

公式サイトの表だけでは、文章の長さや設問の並び方までは分かりません。英検協会が公開している3級の問題冊子3回分を確認すると、構成は次のとおりでした。語数は英検専科が数えたおおよその数で、Eメールは From・To などの行も含みます。

回(実施日)A:掲示B:EメールC:説明文
2025年度第2回(2025年10月5日)中学校の校外見学のお知らせ(約110語・2問)大学生の娘と母のやりとり2通(約280語・3問)スペインのトマト祭り(4段落・約270語・5問)
2025年度第3回(2026年1月25日)新しい図書館司書の紹介と歓迎会(約110語・2問)孫と祖父のやりとり3通(約300語・3問)アメリカの写真家の生涯(4段落・約260語・5問)
2026年度第1回(2026年5月31日)料理教室の案内(約110語・2問)孫と祖母のやりとり3通(約310語・3問)70代で絵を描き始めた画家の生涯(4段落・約260語・5問)

この3回分では、いずれも「A:2問、B:3問、C:5問」の組み立てで、説明文は4段落でした。説明文の話題は、公式サイトの「主な場面・題材」にある「海外の文化」「人物紹介」「歴史」に当たるものが見られました。Eメールは3回とも家族どうしのやりとりで、「会う予定」「プレゼント」「学校の課題」といった身近な用件でした。問題ごとの配分・文章の長さ・段落の数・メールの通数は公式に決められたものではなく、回によって変わることがあります。

古い問題集は使える?

英検協会の2024年度リニューアルの案内では、3級はライティングにEメール問題が加わり、試験時間は50分から65分に延長されました。リーディング(長文を含む)については変更が示されていないため、長文の問題数と形式は2023年度以前と同じと考えられます。長文の練習に限れば、以前の問題集も使えます。ただし時間の感覚はライティング2題を含めた65分で身につける必要があるため、本番の通し練習には2024年度第1回以降の問題を使いましょう。英検協会の公式サイトでは、過去1年(3回分)の問題冊子・リスニング原稿・解答が公開されています。

4級の長文から何が変わる?

問題数は4級と同じ10問です。2026年度第1回の問題冊子で比べると、3級は文章の長さがおよそ2倍で、「言い換え」の選択肢や「文章全体の主題を問う設問」が見られました。 回によって文章の量や設問は変わるため、次の表は1回分の比較の例として見てください。

項目4級(2026年度第1回)3級(2026年度第1回)
長文の大問大問4(10問:A2問・B3問・C5問)大問3(10問:A2問・B3問・C5問)
掲示の長さ約65語約110語
Eメール2通・約140語3通・約310語
Cの文章男の子の体験を書いた3段落の文章(約155語)実在の人物の生涯を書いた4段落の説明文(約260語)
Cの最後の設問本文の一部分を問う「この文章は何についての話か」を問う
正解の選択肢本文の語句がそのまま使われているものが多かった本文と別の言葉で言い換えたものが多かった

この回の4級では、たとえば「黒板は何年たったものか」という設問に、本文の数字をそのまま選べば正解できました。同じ回の3級では、本文の「手が痛かった」が選択肢では「手に問題があった」になるなど、意味をつかんでいないと正解と気づけない形が見られました。

また、公開過去問3回分の3級のCは、人物紹介や海外の文化・歴史の説明文で、年号・年齢・数が何度も出てきました。こうした文章のときは、「いつ・何歳で・何をしたか」を整理しながら読むと内容をつかみやすくなります。

掲示・案内(A)はどう読む?

掲示は、上から順に全部を読むより、設問を先に読み、「日時・場所・持ち物・条件」のどれを聞かれているかを決めてから、その部分を探すと読みやすくなります。 公開過去問3回分(2026年度第1回・2025年度第3回・第2回)の設問は、どれも掲示の中の1か所を見れば答えが出る問題でした。

公開過去問3回分の設問から見えたこと

  • 持ち物・やるべきこと:「当日、生徒は何をしなければならないか」「受講者は何をすべきか」という設問が3回中2回見られました。どちらも答えは「〜を持ってきてください」の部分でした。
  • 条件つきの情報:写真を撮ってよい場所を問う設問では、本文に「庭の写真は撮ってよいが、家の中では撮らないこと」という条件がありました。この回のように、but や do not のあとに条件が書かれているときは、設問の根拠になっていないか確かめると安心です。
  • 数字のひっかけ:司書が大学図書館で何年働いたかを問う設問では、書店で働いた年数や、申し込みの締め切り日の数字が、不正解の選択肢に使われていました(2025年度第3回)。

自作の例題で確認しよう

次の掲示と設問は、説明のために英検専科が作ったものです(本番の問題ではありません)。

Summer Science Camp
For students aged 12 to 15
Date: Saturday, August 3
Time: 9:00 a.m. to 4:00 p.m.
Place: Greenhill Park
(If it rains, we will meet at the city hall.)
Please bring your lunch and a hat.
Sign up at the front desk by July 20.

Q. What should students do if it rains on August 3?
1  Stay at home.
2  Go to the city hall.
3  Bring a hat.
4  Sign up at the front desk.

正解は2です。設問の if it rains を見たら、本文の中で rain が出てくる場所を探します。かっこの中の一文に答えがあります。3と4は本文に書かれていることですが、「雨の日にすること」ではありません。本文に書いてあるかどうかではなく、設問に答えているかどうかで選ぶのがポイントです。

Eメール(B)はどう読む?予定の変更に注意

Eメールは、From と To で「だれからだれへのメールか」を確認し、1通ごとに「用件」と「決まったこと」を追いながら読みます。 公開過去問3回分では、Eメールは2〜3通のやりとりで、途中で予定や考えが変わる内容が見られました(回によって通数や内容は変わることがあります)。

設問とメールの対応

公開過去問3回分の設問は、次のように並んでいました。

回1問目2問目3問目
2025年度第2回(2通)1通目2通目2通目
2025年度第3回(3通)1通目2通目3通目
2026年度第1回(3通)1通目2通目3通目

この3回分では、設問はメールの順番どおりに並んでいました。回によって変わることもありますが、こうした並びのときは、1問目を読んだら1通目だけを読んで答え、次に2問目と2通目、という順番で進めると、本文を行ったり来たりせずにすみます。

公開過去問のEメールで見られた3つの落とし穴

  1. 予定が変わる:2025年度第3回では、「土曜日に会える?」→「土曜日と日曜日の午前は忙しいから、日曜日の午後はどう?」のように、2通目で予定が変わり、設問の答えは最後に決まった予定でした。
  2. 考えが変わる:2025年度第3回では、最初は夏祭りについて書くつもりだった孫が、3通目で「友だちがもう夏祭りについて書いたので、春祭りにする」と決めていました。設問は「何について書くことにしたか」で、正解は変更後の内容でした。
  3. 人物を取り違える:2025年度第2回では、「駅まで迎えに来てくれる?」という娘のお願いに、母は「仕事で行けないが、父が迎えに行ける」と返していました。設問は「母は当日何をするか」で、正解は「病院で働く」。「駅に迎えに行く」は父がすることです。

また、2025年度第2回の1通目には「先週の月曜日に再会した」「金曜日と土曜日に昼食を食べた」「4年前に引っ越した」と、時を表す語句が3つ出てきました。時を表す語句がいくつも出てくるときは、設問が聞いている出来事に、どの時の語句がついているかを確かめてから選ぶと、取り違えにくくなります。

自作の例で読み方を確認しよう

次の短いやりとりは、英検専科が作った例です(本番の問題ではありません)。

Ken:  Can we play tennis this Saturday morning?
Tom:  Sorry, I have a piano lesson on Saturday morning.
      How about Sunday morning?
Ken:  My family is going to visit my aunt on Sunday.
      Let's play on Saturday afternoon, then.

Q. When will Ken and Tom play tennis?
→ On Saturday afternoon.

土曜日の朝、日曜日の朝と候補が出てきますが、決まったのは最後の「土曜日の午後」です。メールを読みながら、候補に出た予定と、決まった予定を分けてメモしておくと迷いにくくなります。

説明文(C)はどう読む?設問と段落の対応

公開過去問3回分(2026年度第1回・2025年度第3回・第2回)では、説明文は4段落で、設問の1〜4問目が第1〜第4段落に1問ずつ対応し、5問目で文章全体の主題を問う形でした。 回によって段落の数や設問の並びが変わることもありますが、こうした対応が見られるときは、どの段落を読めばよいかを先に見当をつけられます。

公開過去問3回分の段落と設問の対応

段落3回分で書かれていた内容の例対応する設問
第1段落人物の子どものころ・町の紹介1問目(子どものころ好きだったこと、町の人口など)
第2段落転機となった出来事2問目(なぜ始めたのか、そのとき何が起きたのか)
第3段落活動の広がり・祭りの様子3問目(なぜ人気になったのか、人々は何をするのか)
第4段落その後の人生・現在の評価や課題4問目(ある年に何があったか、なぜ好まない人がいるのか)
文章全体—5問目(この文章は何についての話か)

公開過去問の人物の説明文では、「〇〇年に生まれた」「〇〇歳を過ぎてから」「〇〇年に賞を受けた」のように、年号や年齢がそのまま話の区切りになっていました。こうした文章のときは、段落ごとに年号と出来事を余白に書き出しておくと、「What happened in 〜?」のような設問に答えやすくなります。

最後の設問「What is this story about?」の選び方

公開過去問3回分では、いずれも最後の設問が「この文章は何についての話か」でした。正解は「アメリカの人気の画家」「1900年代の写真家」「有名な祭り」のように、文章全体を短くまとめたものでした。一方、不正解の選択肢には「1945年のパレード」「プロのピアノ奏者」のように、1つの段落にしか書かれていない内容が入っていました。

この形の設問が出たときは、「この選択肢で、最初の段落から最後の段落までの全部を説明できるか」と考えると選びやすくなります。1つの段落の話にしか当てはまらないものは、主題とは言いにくい選択肢です。タイトルがついている場合は、タイトルも手がかりになります。

言い換えとひっかけはどう見抜く?

公開過去問3回分では、3級の長文の正解は本文と同じ内容を別の言葉で書いた選択肢であることが多く、逆に本文と同じ単語を使った選択肢がひっかけになっていることもありました。

公開過去問3回分で見られた言い換えの型

公開過去問3回分の正解の選択肢には、次のような言い換えがありました。

  • 「〜の隣にある」→「〜のそばにある」(next to が beside に)
  • 「手が痛かった」→「手に問題があった」
  • 「たくさんの色で描かれた」→「多くの色を持っていた」
  • 「賞を受けた」→「賞を勝ち取った」(received が won に)
  • 「1,500点以上の作品を作った」→「たくさんの作品を作った」
  • 「無料の飲み物とお菓子」→「飲み物と食べ物を無料で楽しめる」
  • 「リンダがよく話をしてくれた」→「リンダの話を聞いた」(主語が入れかわる)

とくに最後の例のように、だれが主語かを入れかえる言い換えは、中学生が見落としやすい形です。

自作の例文で言い換えを練習しよう

次の表の英文は、練習用に英検専科が作ったものです(本番の問題ではありません)。

言い換えの型本文選択肢
似た意味の語The store is near the station.The store is close to the station.
主語を入れかえるTom taught his sister English.Tom's sister learned English from him.
否定を使って言うThe tickets were cheap.The tickets were not expensive.
具体的な数をまとめるShe has three dogs and two cats.She has five pets.
形を変えるIt was hard to find the key.Finding the key was difficult.

ひっかけの選択肢の3つの型

型公開過去問3回分で見られた例見抜き方
本文の語句を使っているが中身が違う本文の「隣」という語句を使い、場所だけを別の建物にした選択肢語句が一致しても、組み合わせが本文どおりか確かめる
本文の別の場所の数字・時間10代向けの教室は土曜の午後なのに「土曜の午前」とした選択肢数字や曜日は、何についての数字かまで確かめる
本文に書いていない「お父さんのために贈り物を買うのが好きだった」など、ありそうだが根拠がない選択肢根拠の文に線を引き、書いていなければ選ばない

わからない単語が出たときはどうする?

長文に知らない単語が出ても、設問に関係がなければそのまま読み進めて大丈夫です。関係があるときだけ、前後の文から意味を推測します。

  1. 設問に関係があるか確認する:設問の根拠になる文に入っていなければ、意味が分からなくても答えは出せます
  2. 前後にある説明を探す:such as や for example のあとに具体例が書かれていることがあります
  3. よい意味か悪い意味かだけ考える:happy, sad などと並んでいれば、それだけで選択肢をしぼれることがあります

次の自作の例文で考えてみましょう(本番の問題ではありません)。

The museum has a gift shop. Visitors can buy souvenirs there,
such as postcards, pens, and small toys.

souvenirs を知らなくても、such as のあとに「絵はがき・ペン・小さなおもちゃ」と続くので、「おみやげ」のようなものだと推測できます。

ただし、推測に頼る場面が多い場合は、単語の土台が足りていないサインです。解き終わったあとに知らなかった単語を確認し、3級用の単語帳に載っている語なら、そこで覚え直しましょう。英検専科では、単語帳を何冊も持つより、3級用の単語帳を1冊に絞り、同じ本を何周もくり返すことをすすめています。

長文の力を伸ばす練習法は?音読と解き直し

長文の力は、新しい問題をたくさん解くことより、1回解いた長文を「全問の根拠を言える」ところまで解き直し、音読することで伸びやすくなります。

解き直しの手順

  1. 答えの根拠に線を引く:正解の選択肢が本文のどこを言い換えたものかを確かめます
  2. 不正解の選択肢がなぜ違うかを言う:「本文の別の場所の数字」「本文に書いていない」など、ひっかけの型で説明します
  3. 意味が取れなかった文だけ文法を確認する:公開過去問3回分の3級の長文には、受け身(was chosen)、現在完了(have not seen)、名詞を後ろから説明する形(a house built in 〜)、関係代名詞(people who 〜)などが出てきました。訳せなかった文は、どの文法が使われているかを確かめます
  4. 音読する:意味のまとまりごとにスラッシュを入れ、意味を思い浮かべながら5回ほど読みます

「なぜその答えになるのか」を自分の言葉で説明できない問題は、似た問題が出たときにまた迷いやすくなります。英検専科の授業でも、正解したかどうかより、根拠と不正解の理由を説明できるかを大切にしています。

同じ長文を3回使う

回やること目的
1回目時間を計って解き、答え合わせをする今の実力と、迷った設問を知る
2回目(翌日〜3日後)解き直しの手順を行い、音読する根拠と言い換えを理解する
3回目(1〜2週間後)もう一度解き、全問の根拠を口で説明する読み方が身についたか確かめる

音読は、リスニングの力にもつながります。3級のリスニングの対策は英検3級のリスニング対策の記事で紹介しています。

学年別:英検3級の長文対策の進め方

3級は、公式サイトで「中学卒業程度」とされている級です。学年によって、学校でまだ習っていない文法の量が違うため、長文対策の進め方も変わります。

学年長文で困りやすいこと進め方
小学生・中1過去形・未来の表現、受け身・現在完了などをまだ習っていない長文より先に、中学英語の文法をひと通り学ぶ。長文は4級レベルの短い文章から始める
中2現在完了・受け身・関係代名詞が出てくると意味が取れなくなる過去問の長文で出てきた未習の文法を、その都度まとめて学ぶ
中3文法は習っているが、言い換えに気づけない・時間が足りない言い換えと設問の対応を意識した解き直しに時間を使う

とくに中1〜中2で3級を受ける場合は、長文で読めない文があっても「長文が苦手」なのではなく、その文の文法をまだ習っていないだけのことがよくあります。単語と文法を先に固めてから長文に入るほうが、長文も読めるようになりやすくなります。3級全体の勉強の順番は英検3級の勉強法の記事にまとめています。

英検3級の長文対策の学習計画(3か月の例)

長文の対策は、「単語と文法の土台づくり」「形式ごとの読み方の練習」「過去問で仕上げ」の3段階で進めます。 試験の3か月前から始める場合の例です。

時期長文の練習並行してやること
3か月前〜2か月前週3題を目安に、掲示とEメールの問題から始める。根拠に線を引く習慣をつける3級用の単語帳の1周目、中学英語の文法の確認
2か月前〜1か月前説明文を中心に練習し、段落ごとに要点(人物の話なら年号と出来事)を書き出す単語帳の2周目(覚えていない語を中心に)、Eメール問題の練習
1か月前〜2週間前公開されている過去問3回分を、ライティングを含めて65分で解くリスニングの過去問
2週間前〜試験前同じ過去問を解き直し、全問の根拠を説明できるか確認する新しい教材は増やさず、これまでの復習にしぼる

ライティングのEメール問題も同じ65分の中で解くため、長文の練習と並行して書く練習も進めましょう。書き方は英検3級のEメール問題の記事で解説しています。

英検3級の長文でよくある失敗と対策

3級の長文で点が伸びないときは、読むスピードよりも、「答えの選び方」に原因があることが少なくありません。

本文と同じ単語が入った選択肢を選んでしまう

本文と同じ単語が入っていると正解に見えますが、公開過去問3回分でも、同じ単語を使ったひっかけが見られました。単語が同じかどうかではなく、文全体の意味が本文と同じかどうかで選びましょう。

Eメールの途中の予定で答えてしまう

公開過去問のように途中で予定や考えが変わるメールでは、最初に出てきた内容で答えると、後のメールで変わっていることがあります。設問が「いつ会うか」「何をすることにしたか」を聞いているときは、最後のメールまで読んで、最終的に決まったことを確かめると安心です。

最後の設問で、印象に残った段落の内容を選ぶ

「この文章は何についての話か」という設問が出たときに、印象に残った1つのエピソードを選んでしまう失敗です。文章全体に当てはまるかを確かめてから選びましょう。

問題集を次々に買い足す

新しい問題を解くことに時間を使いすぎると、解き直しと音読の時間がなくなります。英検専科では、公式の過去問と3級用の問題集1冊に絞り、同じ長文を根拠まで説明できるようになるまでくり返すことをすすめています。

まとめ

  • 英検3級の長文は、大問3「長文の内容一致選択」の10問(公式の問題文の種類は掲示・案内、Eメール(手紙文)、説明文)
  • 公開過去問3回分(2026年度第1回・2025年度第3回・第2回)では、掲示2問・Eメール3問・説明文5問の配分で、Eメールは家族どうしの2〜3通、説明文は4段落だった(回によって変わることがある)
  • 4級と同じ10問。2026年度第1回では文章がおよそ2倍の長さで、言い換えと主題を問う設問が見られた(回によって変わる)
  • 掲示は設問を先に読み、日時・場所・持ち物・条件のどれを聞かれているかを決めてから探すと読みやすい
  • 公開過去問3回分のEメールでは途中で予定や考えが変わる内容が見られた。変更があるときは最後に決まったことで答える
  • 公開過去問3回分の説明文では1〜4問目が第1〜第4段落に対応し、5問目で主題が問われた。主題の設問では文章全体をまとめた選択肢を選ぶ
  • 本文と同じ単語を使った選択肢はひっかけのことがある。意味が同じかどうかで選ぶ
  • 解いた長文は、根拠と不正解の理由を説明できるまで解き直し、音読する

英検専科の指導について

英検専科は、英検に特化した完全1対1の個別指導塾です。英語の授業は、代表・長延映寛(代表・英語科主任)が設計した指導法のもとで、代表が育成した講師が担当します。代表による直接指導は指名オプション(1回あたり+2,200円・税込)でご利用いただけます。英検対策の講師は、英検1級をはじめ、英検準1級・TOEIC850点以上などの高難度の英語資格を持つ講師で構成しています。3級の長文では、長文に出てきた単語と、中学で習う文法を授業の中で一つずつ確認しながら、「本文のどこが、どう言い換えられて正解になったのか」を説明し、使う教材を絞って同じ長文をくり返し使い切ります。

授業外の質問・添削は、学習アプリ English LABO の AI 機能でいつでも受けられ、LINE・メールでも受け付けています(回数無制限・無料)。実績は、受講開始から3ヶ月以内に次の級を受験した受講生の合格率 95%超(受講開始から3ヶ月以内に受験した回で最終合格した人の割合。3級以上は同じ回の二次試験まで合格、4級・5級は一次試験の合格。開校以来の全受講生が対象・当教室調べ)です。合格を保証するものではありません。代表は、生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞しています。3級のコース内容は英検3級の対策ページをご覧ください。

無料体験授業のお申し込み

出典・参考

この記事を書いた人

長延映寛(英検専科 代表・英語科主任)

生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞。 英検5級〜1級の完全1対1指導を行う英検専科の指導方法を設計しています。 使う教材を絞り込み、単語と文法を徹底して「わからない」をゼロにする指導が方針です。

代表のプロフィールを見る →コラムの編集方針 →

級ごとの対策をまとめて見る

試験内容・つまずきやすいところ・対策の進め方をまとめています。

公開過去問を級別に分析したデータを見る →

この記事について質問はありますか?

記事の内容や英検対策についてのご質問は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

この記事について質問する →

無料体験授業を受けてみませんか?

英検5級〜1級(準2級プラスを含む)の対策、まずはお気軽にご相談ください。

無料体験授業を申し込む →