本文へスキップ
英検対策

英検5級・4級の勉強法|始める順番・リスニング・過去問・学習計画

英検5級・4級の勉強は、単語と文の形(語順)から始め、リスニングを毎日の習慣にして、過去問で仕上げる順番がおすすめです。教材の絞り方、リスニングの練習、過去問の使い方、8週間の学習計画の例、保護者のサポート、スピーキングテストの準備までまとめました。

英検5級・4級の勉強法|始める順番・リスニング・過去問・学習計画

はじめに

英検5級・4級は、英語の学習を始めて早い段階で目標にできる級です。受けることを決めたあと、「家で何から勉強させればいいのか」で迷うこともあります。

この記事では、5級・4級の勉強のしかたに絞って、取り組む順番、教材の絞り方、リスニングの練習、過去問の使い方、学習計画の例、保護者のサポート、スピーキングテストの準備を紹介します。試験時間や当日の流れなど試験そのものの説明は、はじめての英検5級・英検4級ガイドにまとめています。試験の情報は、日本英語検定協会(以下、英検協会)の公式サイトで確認できた2026年9月時点のものです。

勉強を始める前に知っておきたい3つのこと

結論:合否はリーディングとリスニングの2技能で決まり、どちらも同じ重さです。4級からは長文が加わります。

項目5級4級
レベルの目安中学初級程度中学中級程度
一次試験リーディング25分(25問)・リスニング約20分(25問)リーディング35分(35問)・リスニング約30分(30問)
合格基準スコア419(英検CSEスコア)622(英検CSEスコア)
スピーキングテスト約3分(級の認定には影響しない)約4分(級の認定には影響しない)

勉強の計画に関わるのは、次の3点です。

  1. リスニングもリーディングと同じ重さ:英検協会によると、問題数に関係なく各技能にスコアが均等に配分されています。リスニングを後回しにせず、最初から毎日の勉強に入れます。
  2. リーディングの大部分は「単語」と「語順」の問題:5級は全25問、4級は35問中25問が、短文の空所補充・会話文の空所補充・日本文付きの並べ替えです。
  3. 4級では長文が加わる:掲示・案内、Eメール(手紙文)、説明文を読んで答える問題が10問あります。

スコアのしくみは英検CSEスコアの仕組みと合格点で解説しています。

勉強の順番|単語と文の形から

結論:「単語→文の形(語順)→短い文と会話→(4級は)長文」の順に進め、リスニングは1日目から並行します。

段階やること5級・4級の出題とのつながり
1. 単語受験級の単語を、音と意味をセットで覚える短文の空所補充、リスニングの全パート
2. 文の形「だれが・する・何を」の語順、疑問文と答え方日本文付きの並べ替え、会話文の空所補充
3. 短い文と会話過去問の短文・会話文を音読して意味をとる会話の応答文選択、会話の内容一致選択
4. 長文(4級)掲示・Eメール・説明文を、段落ごとに読む長文の内容一致選択

単語と文の形を先にする理由は、どの問題も「知っている単語を、正しい順番で理解できるか」が出発点になるからです。単語と文法の勉強の考え方は英検の土台は単語と文法でも紹介しています。

単語は「音・意味・つづり」の順に

5級・4級では、単語をリスニングで聞き取ることも求められます。単語帳を目で見るだけでなく、音声を聞く→声に出す→意味を言うの順で覚えます。5級・4級の一次試験は選択式なので、英検専科では、つづりを書く練習は読んで意味が分かるようになってから行っています。

英検協会は、出題される場面・話題として、家族、友達、学校、趣味、買い物、スポーツ、食事、天気、道案内、自己紹介、休日の予定などを挙げています(4級はアナウンス、海外の文化なども含む)。単語帳を使うときも、「曜日」「天気」「家族」のように話題ごとにまとめて覚えると、場面と結びつきます。

1日の量は、英検専科では5級・4級とも15〜20語を目安にしています(学年や残り期間によって調整します)。前の日の単語を最初に確認してから、新しい単語に進みます。

文の形は「主語+動詞」から組み立てる

並べ替え問題は、日本文を読んで、与えられた語句を正しい順番に並べる問題です。次の例は英検専科が作ったもので、本番の問題ではありません。

日本文:わたしの兄は毎朝、公園で走ります。
( runs / my brother / in the park / every morning )
→ My brother runs in the park every morning.

組み立てるときは、次の順番で考えます。

  1. だれが(主語):My brother
  2. どうする(動詞):runs
  3. どこで・いつ:in the park every morning

「場所→時」の順になっている点にも気づけると、ほかの問題でも応用できます。学年が進むと、過去の文や未来の文など、学校で習う文の形が増えていきます。学校の教科書やワークの順番に合わせて進めると、学校の勉強と英検の勉強を一本化できます。

教材は3つに絞る

結論:単語帳1冊、文法の問題集(または学校のワーク)1冊、公式の過去問の3つで始めます。

種類選び方使い方
単語帳受験級に対応し、音声がついているもの毎日の範囲を決めて、何周も回す
文法学校のワーク、または中学英文法を1冊で通せる問題集間違えた問題に「なぜその答えか」を書く
過去問英検協会の公式サイトで公開されている過去1年(3回分)力試し→解き直し→音読

公式サイトでは、5級・4級とも、問題冊子・リスニング原稿・リスニング音源・解答が公開されています(本会場・準会場F日程の実施分)。新しい教材を買い足すのは、今の教材を使い切り、「この力が足りない」と具体的に言えるようになってからにします。詳しくは英検の教材は絞って使い切るをご覧ください。

リスニングの練習

結論:過去問の音声で「聞く→英文を見て確認→声に出す」を1セットにし、毎日少しずつ続けます。

5級・4級のリスニングは、全問が2回放送されます。一方で、会話の応答文選択などは、選択肢が問題冊子に印刷されておらず、読み上げられる形式です。音だけで選択肢を聞き分ける練習が必要です。

1回分を使った練習の手順

  1. 聞いて解く:本番と同じく、2回聞いて答えを選ぶ
  2. 英文を見て確認する:リスニング原稿で、聞き取れなかった単語に線を引く
  3. 意味を確認する:分からない単語を調べ、日本語で内容を言ってみる
  4. 音声のあとについて読む:1文ずつ止めて、同じ速さ・同じ言い方でまねする
  5. もう一度、英文を見ずに聞く:聞こえ方が変わったかを確かめる

1日の時間は、英検専科では10〜15分を目安にしています。長い時間を週に1回とるより、短い時間を毎日続けるほうを優先しています。

選択肢が読み上げられる問題のコツ

選択肢が読み上げられる問題では、聞きながら「1は×、2は○かな、3は×」のように、問題冊子の余白に小さく印をつける練習をしておきます。2回目の放送で印を確かめてからマークすると、迷ったときに戻る手がかりになります。

過去問の使い方

結論:最初に1回分を時間を計って解いて「今の位置」を知り、その後は解き直しと音読に時間を使います。

時期過去問でやること
勉強を始めたとき1回分を解き、どの大問で点を落としているかを見る
単語・文の形の練習中間違えた問題を解き直し、原因を書く
試験の1か月前から本番と同じ時間で、マークシートを使って通しで解く

間違えた原因を4つに分ける

原因例次にやること
単語を知らない選択肢の意味が分からなかった単語帳の該当語に印をつけ、毎日の範囲に戻す
語順が分からない並べ替えで主語と動詞の位置を間違えた「だれが・する・何を」で組み立て直す
聞き取れない知っている単語なのに音で分からなかった原稿を見て音読し、音と文字を結びつける
読み違い質問の Who と Where を取り違えた質問文の最初の語に丸をつけてから選ぶ

同じ過去問を日を空けてもう一度解き、理由を言って正解できるかを確かめます。解き直しの詳しい手順は英検の過去問の使い方で紹介しています。

4級の長文の読み方

結論:題材の種類を確かめ、質問で「何を探すか」を決めてから、本文の該当する場所を探して読みます。

4級の長文は、掲示・案内、Eメール(手紙文)、説明文の3種類です。はじめて長文に取り組むときは、次の手順で読む練習をします。

  1. 題材の種類を見る:掲示なら日時・場所・料金、Eメールならだれがだれに何を伝えたいか、説明文なら段落ごとの話題に注目する
  2. 質問文を読む:When・Where・Why など、質問の最初の語に丸をつけ、探す情報を決める
  3. 本文から探す:質問の単語と同じ語や、似た意味の語がある文を見つける
  4. 選択肢と照らし合わせる:本文の言い方が選択肢で言い換えられていることもあるので、意味で比べる

解き終わったら、長文を音読して、分からなかった単語を単語帳と同じように覚えます。最初は時間を気にせず正確に読み、慣れてきたら時間を計ります。

学習計画の例(8週間)

結論:前半で単語と文の形、後半で過去問と解き直しを中心にし、リスニングは全期間で続けます。

以下は、1日20〜30分程度を想定した英検専科の計画例です。学年や今の力、試験日までの期間に合わせて調整します。

週単語・文の形リスニング過去問
1週目単語帳を始める/肯定文・否定文過去問の音声を聞いて原稿で確認1回分を解いて今の位置を知る
2〜3週目単語帳を進める/疑問文と答え方1日1パートずつ練習1回目の間違いを解き直す
4〜5週目単語帳2周目(印の語中心)/並べ替えの練習音声のあとについて読む2回分目を大問ごとに解く
6週目印の語の確認/(4級)長文を1日1題選択肢の聞き分け解き直しと原因の分類
7週目間違えた問題だけを確認通しで聞く3回分目を本番と同じ時間で解く
8週目新しいことは増やさず、印の語だけ確認毎日短く続ける間違えた問題の最終確認

4級は長文があるぶん、5級より早めに過去問の長文に触れておくと、読むスピードの確認ができます。受験の直前は英検直前1週間の最終チェックリストもご覧ください。

保護者ができるサポート

結論:英語を教える以外にも、「毎日続ける仕組みづくり」と「聞き役」というサポートの方法があります。

  • 時間と場所を決める:「夕食の前に15分」のように、毎日同じ時間にする
  • 音読を聞く:英語が分からなくても、「声が出ているか」「止まらずに読めたか」を聞いてあげる
  • 丸つけと印つけを手伝う:過去問の解答を見て丸つけをし、間違えた問題に印をつける
  • できたことを言葉にする:「昨日より速く読めたね」のように、具体的にほめる
  • 本番の練習につき合う:週末に時間を計り、マークシートで通しで解く時間をつくる

小学生の場合、長い時間座っていること自体に慣れていないこともあります。はじめは短い時間から始め、試験が近づいたら本番と同じ時間を通して解く練習を入れます。

スピーキングテストの準備

結論:スピーキングテストは級の認定に影響しませんが、音読と短い受け答えの練習は、リスニングの力にもつながります。

公式サイトによると、5級・4級のスピーキングテストは、パソコンやスマートフォンなどから受験サイトにアクセスし、解答を録音する形式です。

級内容
5級(約3分)20語程度の英文の音読、英文についての質問(2問)、受験者自身のことなど(1問)
4級(約4分)25語程度の英文の音読、英文についての質問(2問)、イラストについての質問(1問)、受験者自身のことなど(1問)

練習は、過去問の短い英文を音読することから始めます。自分のことを聞かれる質問には、主語と動詞のある文で答える練習をしておきます(以下は英検専科が作った例です)。

Q: What do you like to do on weekends?
A: I like to play soccer with my friends.

受験期間は長く設定されていて、たとえば2026年度第2回は、2026年10月26日(月)13時から2027年11月14日(日)23時59分までです。受験できるのは1回の申し込みにつき1回です。

まとめ

  • 5級・4級の合否はリーディングとリスニングで決まり、どちらも同じ重さ
  • 勉強は単語→文の形→短い文と会話→(4級は)長文の順。リスニングは1日目から
  • 単語は音・意味・つづりの順に、話題ごとにまとめて覚える
  • 教材は単語帳・文法・公式の過去問の3つに絞る
  • 過去問は、今の位置を知ったあと、解き直しと原因の分類に時間を使う
  • 保護者は、毎日続ける仕組みづくりと音読の聞き役でサポートできる

よくある質問

Q. 5級に合格してから4級の勉強を始めるべきですか?

5級の単語と文の形がある程度身についていれば、4級の勉強に進めます。過去問を1回分解いてみて、どちらの級が今の力に合っているかを確かめる方法もあります(参考:英検は何級から受けるべき?)。

Q. 小学生で、まだアルファベットが書けません。受けられますか?

5級・4級の一次試験はマークシート方式なので、英単語を書く問題はありません。まずは音声を聞いて意味が分かる単語を増やし、読める文を少しずつ広げていきます。

Q. 1日にどれくらい勉強すればいいですか?

英検専科では、5級・4級は1日20〜30分程度を目安にしています(単語10分、リスニング10〜15分、文の形や過去問の解き直しを残りの時間で)。学年や試験日までの期間によって調整してください。

Q. 次の試験はいつですか?

2026年度の日程と申込方法は、2026年度 英検の試験日程と申込方法にまとめています。5級・4級はS-CBTの対象外なので、従来型で受験します。

英検専科の指導について

英検専科は、英検に特化した完全1対1の個別指導塾で、授業はオンラインで全国から受講できます(オンライン授業について)。英検対策の講師陣は、英検1級をはじめ、英検準1級・TOEIC850点以上などの高難度の英語資格を持つ講師で構成しています。5級・4級では、単語と文の形を一つずつ確認しながら、「なぜこの順番になるのか」「なぜこの答えになるのか」を明快に説明し、教材を絞って同じ問題を仕上げていきます。

受講開始から3ヶ月以内に次の級を受験した受講生の合格率は95%超です(受講開始から3ヶ月以内に受験した回で最終合格した人の割合。3級以上は同じ回の二次試験まで合格、4級・5級は一次試験の合格。開校以来の全受講生が対象・当教室調べ)。授業外の質問・添削は、学習アプリ English LABO の AI 機能でいつでも受けられ、LINE・メールでも受け付けています(回数無制限・無料)。代表は、生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞しています。級ごとの指導内容は英検5級の対策ページ・英検4級の対策ページでも紹介しています。

無料体験授業のお申し込み

出典・参考

この記事を書いた人

長延映寛(英検専科 代表・英語科主任)

生徒2,000名超・講師200名以上が在籍する大手個別指導塾で、年間MVP・月間MVP・成績アップMVPを複数回連続で受賞。 英検5級〜1級の完全1対1指導を行う英検専科の指導方法を設計しています。 使う教材を絞り込み、単語と文法を徹底して「わからない」をゼロにする指導が方針です。

代表のプロフィールを見る →コラムの編集方針 →

級ごとの対策をまとめて見る

試験内容・つまずきやすいところ・対策の進め方をまとめています。

公開過去問を級別に分析したデータを見る →

この記事について質問はありますか?

記事の内容や英検対策についてのご質問は、お問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。

この記事について質問する →

無料体験授業を受けてみませんか?

英検5級〜1級(準2級プラスを含む)の対策、まずはお気軽にご相談ください。

無料体験授業を申し込む →